昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

MUSIC

『Homecomings New Neighbors FOUR Won’t You Be My Neighbor? January 29, 2024 at Shindaita FEVER』

2月に開催される『Homecomings New Neighbors FOUR Won’t You Be My Neighbor? February.10, 2024 at Kyoto KBS Hall』にて、バンドからの卒業が決定している石田成美。彼女の最後の東京ワンマンとなった、同ツアーat Shindaita FEVERに参加した。新代田フィ…

The Japanese House 2024.01.18 at SHIBUYA CLUB QUATTRO

The Japanese HouseをSHIBUYA CLUB QUATTROにて目撃。ライブハウスの扉が閉まらないほどに多くの人が駆けつけていた。クリエイティブマンが彼らの集客力を見くびっていたのではないかと思ってしまった。オープニングを飾るのは『Sad to Breathe』『Touching …

羊文学『まほうがつかえる2023』at LINE CUBE SHIBUYA

ライブを見ながら考えていたのは、ミサイルがこの会場に落ちてくることだった。でも、それが起こらないと安心しきっているからそんなことを考えられているのかもしれなかった。コロナ禍と経済の停滞を経て、世界はもうあらゆることから目を逸らすことできな…

羊文学 Tour 2023『if i were an angel,』

「エンディング」とは、物語の結末のことである。そして、それにはハッピーエンド、グッドエンド、トゥルーエンド、バッドエンド、デッドエンド、ノーマルエンド......などたくさんの種類がある。物語はいつか終わり、世界は閉じていく。しかし、そのエンデ…

adieu『coucou -夏のつどい-』

adieuライブが1年ぶりの開催。「1年に1回くらいはみんなで集まって、同じ空間で音楽を共有しましょう」(adieu)ということで企画された夏のつどい。しかしながら、“夏のつどい”というものはあまりに過酷だ。先日のサマソニで何十人もが倒れたように、今回の…

君島大空(独奏)/塩塚モエカ at 渋谷WWW

君島大空と塩塚モエカの弾き語りツーマンを渋谷WWWで目撃。2人といえば、七尾旅人『サーカスナイト』coverなのであって、それを聴くためにも参加しないという手は無いわけです。この組み合わせによるツーマンは4年ぶりくらいだそうで、ここに参加できたこと…

Homecomings『New Neighbors』

私たちは何か大切なことを忘れてしまっている。中空に瞬く誰かの希望を、夜の底に静かに沈殿していく誰かの悲しみを、街の喧騒で掻き消される誰かの怒りを。しかし、それはまったく忘却してしまっているのでもなくって、誰もが本当のところ潜在的に気がつい…

ニューヨーク×クリープハイプ 『ニューヨークリープハイプ』

ニューヨークとクリープハイプによるツーマンライブ、『ニューヨークリープハイプ 』を東京・豊洲PITにて目撃。配信なしということで、本当にこの空間にいたひとだけの貴重なライブでありました。なんせ嶋佐・ノエル・ギャラガー『Don’t Look Back in Anger…

KIM CHAEWON『First Love (원곡 : Hikaru Utada)』

ビデオが終わると誰もが失恋したかのような儚げな想いと、しかし、確かにこの幸福な時間は存在していたのだ…とまでに錯覚してしまいたくなる豊かな4分24秒。LE SSERAFIMリーダー、キム・チェウォンによる宇多田ヒカル『First Love』カヴァー動画がクリス…

羊文学『まほうがつかえる2022』中野サンプラザ公演

恋人たちは今もまだお互いの気も知らないでよくある歌のロマンスの影追いかけるようにしてすれ違う 羊文学『あいまいでいいよ』 街に煌めく電飾のような照明と吹雪のように会場を包み込む猛々しい轟音。クリスマスが近づいてきた12月11日、羊文学『まほうが…

Base Ball Bear 20th Anniversary 『(This Is The)Base Ball Bear part.3』日本武道館公演

「1回目と2回目と今回の武道館公演を比べて、動員人数がタイなんですよ。これってすごくないですか?」と小出裕介はMCトークのなかで話していた。ベボベの始まりから今日までずっとついてきた人もいれば、途中で離脱してしまった人もいるだろう。そして、こ…

OKAMOTO KOKI Acoustic Tour 2022 『GIRL&時のぬけがら (Naked)』

2020年にコロナ禍のために中止になってしまったオカモトコウキによるソロアコースティックツアー2年越しのリベンジ、OKAMOTO KOKI Acoustic Tour 2022 『GIRL&時のぬけがら (Naked)』まほろ座MACHIDA公演に参加してきた。コロナ禍前の『GIRL』とコロナ禍後…

LE SSERAFIM (르세라핌) Documentary『The World Is My Oyster』

デビューメンバーが確定せず選考が続けられるなか、候補者たちのハードなレッスンは続けられていく。刻一刻とデビューは迫っているのだ。IZ*ONE出身のSAKURAとCHAEWON、『PRODUCE 48』に参加していたYUNJINが確定的となるなか、バレエ留学先から挑んだオンラ…

adieu『adieu 3』

柳瀬二郎(betcover‼︎)、柴田聡子、クボタカイ、澤部渡(スカート)、塩入冬湖(FINLANDS)、小袋成彬といった常連組にして豪華にも程がある陣容が作り出したアーキテクトにしっかりと息を吹き込み生命を与えるadieuの美しき声。adieu3枚目のミニアルバム『…

東京女子流『ノクターナル』

東京女子流の7年ぶりとなる6thオリジナルフルアルバム『ノクターナル』は、しっとりと街を包む夜の帳に少しずつ煌めく星々や電飾の明かりを浮かべたようなIntroを抜け、雨降る夜に「グッドモーニング」と新井ひとみが囁く『Viva la 恋心』によって、12年の時…

IVE『I’VE SUMMER FILM』

生い茂る緑の中を6つの淡く可憐な白が通り過ぎるのを草木の隙間から垣間見る。夢のような柔らかで朧げな情景を目の当たりにしながら、その先に“連帯”といった確かな希望を見届けることさえできるのかもしれない、と思わせてくれるところまで膨らんでいく、…

羊文学TOUR2022『OOPARTS』in Zepp DiverCity Tokyo

羊文学のTOUR2022『OOPARTS』に行ってきた。Zepp DiverCityの1階ってなんだか微妙な気がするなあ、と思っていたので今回は2階から見たのだけど、会場全体を見れるので演出や照明の感じを俯瞰してみれるので良かった。椅子に座れるのも楽チンである*1。 オー…

嶋佐・ノエル・ギャラガー『Don’t Look Back in Anger』

嶋佐だいすき!!!!!!!!!!『ラヴィット』木曜日、横田真悠23歳の誕生日プレゼントとして、ニューヨーク嶋佐がOasis『Don't Look Back in Anger』を生演奏で披露していたのだけど、そのあまりにも真っ直ぐで誠実な佇まいに、めっちゃくちゃ感動してし…

Horsegirl『Versions of Modern Performance』

シカゴは「風の街(Windy City)」とよく言われるそうなのだけれど、その言葉は、元来、「口ばっかりの街」という意味での使われ方であったらしい。十九世紀末、コロンブスのアメリカ到達四百年を記念する万国博覧会の開催候補地としてシカゴが名乗りを挙げ…

羊文学『our hope』

すべてのひとが幸せであるようなそんな世界でないのならば壊れてしまえばいい。すべてのひとが心地よく暮らせないそんな世界ならば無くなってしまえばいい。そんな世界の風景をその美しい瞳に映し出す必要はない。そんな世界で鳴る音を聴く必要はない。もっ…

くるり結成25周年記念『くるりの25回転』東京公演

くるり結成25周年記念『くるりの25回転』東京公演を目撃しました。はじめての東京ガーデンシアター。本当に素晴らしいステージだった。オミクロン株による感染者数は増えていて、中止や延期になっているライブがありながらも、途中に換気の時間などを設ける…

君島大空『袖の汀』

寄せては返す波のように穏やかな音色とともに世界が立ち上がる。誰かは誰かを愛し、誰かは誰かを赦すことができる。自分のなかに相手を見出し、相手のなかに自分を見つける。間主観のなかで生きる人間というものは相手が存在することによって、その存在が確…

Drug Store Romeos『The World Within Our Bedrooms』

ロンドンを拠点に活動するDrug Store Romeosのデビューアルバム『The World Within Our Bedrooms』にたまらなく魅了されている。緩やかに浮遊するようでありながら、ゆっくりと沈み込んでいくような印象をも覚えるドリームポップ、ベッドルームポップの心地…

下北沢GARAGE 『Our House Welcome Home - さよなら2021 -』-Base Ball Bear

2021年12月31日を持って、およそ28年間の歴史に幕を下ろした下北沢ライブハウスGARAGEで開催された『Our House Welcome Home - さよなら2021 -』に急遽参戦したBase Ball Bearが、かつての小出少年がそうであったように、孤独な魂が救われ、共鳴し、音が鳴り…

羊文学 Tour 2021『Hidden Place』東京公演

暗闇に光が差し込む。「僕らの存在はいつだって曖昧なの」と塩塚モエカが歌い、照明が会場を駆け巡る。目が痛い。私は目を瞑って音楽を聴く。瞼の上を光が幾度も通り過ぎる。真っ白な世界で、まさしく「浮遊する」という感覚を覚える。曖昧であるからこその…

羊文学『you love』

“安心できる場所”や“帰る場所”をイメージしたという羊文学の6曲入りEP『you love』は、将来は良い方へ向かうと信じている、というようなメッセージで溢れている。ジャケットには塩塚モエカの子どもの頃の写真が使用されていて、本作の1曲目に置かれ、映画『…

adieu(上白石萌歌)初ワンマンライブ『adieu First Live 2021 -à plus- 』

adieuのワンマンライブ『adieu First Live 2021 -à plus- 』に行ってきた。adieuをこの肉眼で目撃したのです!会場に入るやステージには怪しげな謎のモノクロ映画が上映されていた。宇宙服に身を包んだ人たちが何やら探索らしきことをしていたり、人魚のよう…

安倍勇磨『Fantasia』

ゆったりとした時間の流れ。それを提供してくれるだけで本当にありがたく、心地よい。never young beachボーカル・ギターの安部勇磨による初のソロアルバムはそのゆったりとしたフィーリングでゆるゆると分断を融解させていき、境界線を曖昧にしていく夏のア…

adieu『adieu2』

adieu2枚目のアルバム『adieu2』がついにリリース。とにかく必聴の作品なのです。前作から引き続いて、楽曲提供者が豪華でありまして、君島大空、古舘佑太郎、カネコアヤノ、塩入冬湖、小袋成彬ととんでもない布陣であって、アレンジには前作から引き続いてY…

「WWW presents dots」 柴田聡子inFIRE / 羊文学

WWWXにて柴田聡子と羊文学を見てきたよ!聴いてきたよ!めちゃ楽しいライブでしたよ!開場時間と開演時間を間違えて認識していたために後ろの方になってしまったのだけども(早めに着いたから余裕じゃーん、特集上映されているジム・ジャームッシュのパンフ…