昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

2023-01-01から1年間の記事一覧

海になりたい。「2023.03」

4月も終わってしまうけれど、3月のこと。『ロングバケーション』がTVerで配信されていたようで、みんながその物語と山口智子に夢中になっているけれど、「いや、私の方が山口智子好きだからな」という嫉妬心に駆られてしまう。しかし、こればかりは本当にそ…

パンプキンポテトフライ×キュウ『みのもん』

これから3回にわたって開催されるパンプキンポテトフライのツーマンライブ、その第1回『みのもん』に行ってきた。19:30の開演時間を4分ほど過ぎてからスタートすると、いつもの通りパスピエ『スーパーカー』を出囃子にパンポテが登場。「角筈区民ホールわか…

久保勇貴『ワンルームから宇宙をのぞく』

宇宙の果てが一体どうなっているのか、この本は答えることができないと思う。地球上の生命が何のために生まれたのか、答えることができないと思う。どうすれば重力の底から抜け出せるか、教えてあげられないと思う。けれど、どこかの誰かの生活の隙間を埋め…

松本優作×東出昌大『Winny』

サーバーを介さずにコンピュータ間で通信することができるP2P技術を応用したファイル共有ソフトウェア、「Winny」を開発した金子勇(東出昌大)。著作権概念の更新の必要性やソフトウェアの脆弱性などを認識していたものの、ソフトウェアを2ちゃんねるに公開…

エリザ・スア・デュサパン『ソクチョの冬』原 正人 訳

本作の舞台となる韓国北東部の行政区画・江原道(カンウォンド)に位置する束草(ソクチョ)は、北緯38度線より北側にあり、朝鮮戦争前までは北側の実効支配下にあった土地である。その後、韓国軍の奪還を経て韓国領土となるのだけれど、それは単なる国家に…

カナメストーンネタライブ 『一一一三vol.4』ゲスト:ニューヨーク

2年前に行われたSLUSH-PILE.主催のツーマンライブは悲しいことに抽選が外れてしまったのだけれど、今回はしっかりとチケットをゲット。カナメストーンネタライブ『一一一三 vol.4』ゲスト:ニューヨークを観ることができた。「ニューヨークが来れる日程でライ…

あてもなくあの町へ

ハナレグミ - 「発光帯」 Music Video - YouTube 夏帆の写真集でも買おうかなという気持ち。『ブラッシュアップライフ』終わりましたね。個人的には物語に寄与する世界観になっていたかというとそうでもないような気がしているので、そこまで諸手を挙げて絶賛…

小出祐介×南波一海 Voicy『こんプロラジオ』配信開始

フジテレビのネット配信プラットフォーム「ホウドウキョク」にて、2015年4月〜2017年3月まで放送されていたトーク番組『真夜中のニャーゴ』。その月曜レギュラーを担当していたのが、南波一海と小出祐介という名コンビであった。Base Ball Bearの結成譚を語…

海になりたい。「2023.02」

Men I Trust - Ring of Past (HQ) - YouTube Pavementの来日公演に行けばよかった…と思いながら日々を過ごしている。4月のMen I Trustは後悔しないように行くべきか…と悩んでいる。もう3月である…光陰矢の如し…と悩んでいる。ブログの更新が間に合わなくなっ…

サリー・ルーニー『ノーマル・ピープル』山崎まどか 訳

サリー・ルーニーによる長編小説2作目である『ノーマル・ピープル』は、生まれなどを含む環境、個人の性質、財産などがこの世界における資本主義的なルールのなかで格差としてどう存在するのかを物語として表象した上で、しかし、それゆえに“かけがえのなさ”…

眠れない夜に

渋谷に着き、JUNK20周年イベント『おぎやはぎのありがとうびいき(仮)』のため、LINE CUBE SHIBUYAへ。兼ちゃんバーガーTシャツを着ているので、準備も万端である。しかし、人の波に流されてなんとなく歩いていたら目的地とはズレた方向へどんどん歩いてし…

三笘薫の美しいドリブルに寄せて

三笘薫が世界最高峰のサッカーリーグであるイングランドのプレミアリーグでセンセーショナルなムーヴメントを巻き起こしている。小学生から高校生までを川崎フロンターレのユースで過ごし、トップ昇格を打診されていたものの「プロで通用する自信が持てない…

海になりたい。「2023.01」

『ジャニーズカウントダウン2022-2023』でのジャニーズWESTの寸劇がとても良くて、何度も見返している。TOKIO『LOVE YOU ONLY』に合わせて、藤井(男子生徒)、小瀧(女子生徒)、濱田(恋のキューピッド)、他メンバー(黒子)という配役で踊るのだけれど、…

ニューヨーク×クリープハイプ 『ニューヨークリープハイプ』

ニューヨークとクリープハイプによるツーマンライブ、『ニューヨークリープハイプ 』を東京・豊洲PITにて目撃。配信なしということで、本当にこの空間にいたひとだけの貴重なライブでありました。なんせ嶋佐・ノエル・ギャラガー『Don’t Look Back in Anger…

目を閉じ耳をふさぎ

来世で人間に生まれ変わるため、2周目の人生では徳を積もう!と麻美(安藤サクラ)が奮闘する『ブラッシュアップライフ』第2話を観た。今回は学生時代から大人になるまでを過ごしていたのだけれど、懐かしい(エモい)トピックを通過するだけであって、本当…

『萩原朔太郎大全』朔太郎大全実行委員会(編)

朔太郎、没後80周年の記念として刊行された『萩原朔太郎大全』は、大全というに相応しい内容だ(それなのに、コンパクトに収まっているのも素晴らしい)。写真などの資料、医者であった父親からの期待と自らの理想という狭間で懊悩した生涯のエピソードの充…

海になりたい。「2022.12」

『ファミリーヒストリー』-麒麟・川島明-を観てから『ゴールデンラヴィット』を観たので、とても感慨深いものがあった。出演本数1位は取れなかったけれども、2022年は川島さんの年ということで良いと思う…しかし、嶋佐の年でもあったこともまた事実なのであ…

2022 FIFAワールドカップ カタール大会 日本代表に寄せて

涙する選手たちの顔をテレビで観ながら、ベスト8への旅が終わったことを実感した真夜中を思い出す。ベスト16という成績でもって日本代表が大会を去った。閉幕してからまだ3週間ほどしか経っていないのに、W杯のあった日々が遠い昔のことのように思えてならな…