昨日の今日

KINOUNOKYOU

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パンプキンポテトフライ×キュウ『みのもん』

f:id:nayo422:20230325221112j:imageこれから3回にわたって開催されるパンプキンポテトフライのツーマンライブ、その第1回『みのもん』に行ってきた。19:30の開演時間を4分ほど過ぎてからスタートすると、いつもの通りパスピエスーパーカー』を出囃子にパンポテが登場。「角筈区民ホールわかりにくかったでしょ」と谷さんが話し始める。「僕らも10億円とのツーマンときに初めて来てね。その日は当日キャンセルが25人で、10億円の客層悪!って舞台上で言ってたりしたんですよ。そしたら、今日は30人よ。俺らの客だったんかい笑」(谷)、「昨日の時点で25でしたから笑」(山名)。

平日開催のライブというのは厳しいものがある。私もギリギリ間に合ったから良かったものの、昨日の時点では最悪キャンセルするしかないかもなぁと考えていたので、キャンセルしてしまった人たちのやりきれない気持ちも理解できるのだ。これが19:45開演などであったら僅かであるけれど、状況も変わるのだよなぁとも思います。まあ、みなさんの分も楽しみましょうと思うわけです。

さて、パンポテ1本目のネタの掴みは、「あそこにデッカいラーメンがある…あれはなんだ…あれはなんだ…?」と困惑する山名さんに谷さんが「デッカいラーメンやろ!」とツッコむというものでした。今回のツーマンライブ、パンポテは『ラーメンの掴み』『子持ちししゃも』『砂浜を歩いているとチネリ米を作っている有野さんに出会う』、キュウも『決められない(ラーメン、カレーで悩む)』『ちらし寿司』などであって、たいへんお腹が減るネタ選びでありました。

キュウの『まったく何も決められなくなってしまった人間が、他者に決めてもらうことで安心する』というネタはまったく現代的なものであって面白くも恐ろしくもあった。最初は「カレーorラーメン」という選択であるのに、途中経過ではカップラーメンに「お湯を注ぐor汗」、そして最終的にはそれを食べるのではなく身体に塗りたくってしまうのである。めちゃくちゃであるのに、決めてもらえることの快楽が勝ってしまっており、眼がギンギンになっている清水さんの顔が素晴らしかった。

パンポテの『子持ちししゃも』は「子持ちししゃも食べようとしたら福原愛がサー」や「子持ちししゃも食べようとしたら山上兄弟がニャー」などといった彼ららしいワードが飛び出していて良かった。“子どもを持っているししゃも”を食べるという、これもまた改めて問われるとなかなかである。山名さんの「抱っこ〜、抱っこ」の最強ツカミもよかった。

コーナーでは、谷さんが用意してきたというクイズ企画が催された。ツーマンライブのタイトルである『みのもん』は谷の頭から咄嗟に出てきた4文字であったということなのだけれど、それに合わせて『クイズ$ミリオネア』をやることにしたのだそう。「コーナーありきじゃなくて、最初に『みのもん』があったの?」(清水)。

1問目「谷がぴろといて1番笑った事とは?」の4択は、「A.セックスのことを炸裂と呼んでいた」「B.新年会が2月だった」「C.マウスシールドをおちんちんの前に持っていって「おちんぽシールド」ってやっていた」「D.でっかいペットボトルのコーヒーの写真を撮って、「やっぱこれっしょ」とつぶやいてみてくださいと言ったら本気で嫌がってやらなかった」であった。答えは、「C」。舞台袖でスタッフさんに急かされているなか、ふざけているぴろに笑ってしまったのだそう。

ラスト問題も面白かった。谷さんが高校の文化祭で組んだバンド名を当てる問題。選択肢は、「A.ミスチルドレン」「B.チャットモンチッチ」「C.こくばんけしがかり」「D.氷川きよし」だ。キュウの推理によると、氷川きよしは今のセンスであって、AとBも少し変えた程度で遊び心がある。しかし、Cこくばんけしがかりは妙にひねった感があって怪しいということだった。そして、見事に的中。その文化祭では、最終的に恥ずかしくなって着ぐるみを着て、演奏したなどのエピソードも明かされた。「僕はおちんぽシールドを舞台上でやっちゃってたんですね笑」(谷)。

最後の告知タイムでは、今放送されている『有吉の壁』がどうなってるか気になりますね、とキュウ。「カットされてるかもしれないから」という清水さんに対して、「Huluもあるんじゃないですか?」と谷さんが問いかけたところから、何故か「Huluーーー!」と叫ぶ合戦が始まってしまう謎の展開に。指先を伸ばして叫ぶというルールも追加されていって、よくわからないノリに笑ってしまう。

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そして、パンポテからはドラマの告知が。stand.fmではドラマ出演があるとの話は出ていたものの、ついに番組名も明かされる。「僕らはドラマありますね。もう言っていいということなので、『だが、情熱はある』に芸人役で出させてもらってます。山里さんと若林さんのやつですね」(谷)。俳優を目指していた時期もある清水さんからは「なんでドラマの話がきたんだ」と問い詰められていた。「脚本の方が僕らのこと好きみたいで。3,4,5話で出てます」(谷)。「そんな出てんの?言っておいてよ、その脚本のひとに」(清水)。

これからどんどんと活躍の場を広げていくだろうパンポテのこれからがまた一段と楽しみになりました。次回のツーマンの相手が黒帯であることも発表され、また異色の組み合わせなのであって、新しいパンポテが見れるかもしれないとワクワクしてしまう。