昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

目を閉じ耳をふさぎ

来世で人間に生まれ変わるため、2周目の人生では徳を積もう!と麻美(安藤サクラ)が奮闘する『ブラッシュアップライフ』第2話を観た。今回は学生時代から大人になるまでを過ごしていたのだけれど、懐かしい(エモい)トピックを通過するだけであって、本当に嫌な部分は描かれていなかった。例えば、いじめとか。中学、高校ではさすがになかったけれど、小学生のときはそれに類するようなものはあったし、女子グループから弾き出されてしまった子とかはいた。もしも記憶を引き継いで人生2周目したとしたら、そこらへんどうするのかとか気になる。「徳」などを考慮するのなら尚更であるし。また、こういうのって、何度も生まれ変わり自分の人生を生き直しているようでありながらもそうではないのであって、その世界線の自分は死に、別の世界線の自分が生きているのですよね。だから、最初の世界では麻美が死んだ世界が続いているのだ。ドラマを観ながら個人的にも学校のことをなんとなく思い返してしまうのだけれど、引退試合とかもう少し気持ちを入れるべきだったなあと今更になって最近よく思う。小学校、中学校、高校で3回あったわけだけれど、あー負けたなあ…くらいで終わってしまっていて、涙も流れなかった。このメンバーでもうサッカーができないのとか深く考えていなかったし、そもそも11人を集めて真剣勝負をできる機会というのも無くなってしまうのとかも今更になって実感している。もっとちゃんと頭を使ってサッカーできていたら楽しかっただろうなあというのもある。あれだけ毎日サッカーやれていたの幸せなことだったのだなあ、と(しかし、当時は何故にこんなにも毎日サッカーしているのだ…と思っていたのだけれど)。

プレミアリーグはブライトンが躍動する三笘薫が凄まじい。イギリスの新聞は三笘が大学時代に書いた論文をフィーチャーして特集を組んだというから、なかなかのムーヴメントになっているのだろう。こういう人がサッカー選手に、そして、日本代表になるのだ。すごい。週末のリヴァプール戦でもアーノルドの裏を何度も取っていたし、マティプをも困らせていた。最終的にバルセロナとか行けちゃうんだろうか。そうなったら凄すぎだ。

アーセナルはスパーズとのナースロンドンダービー。めっちゃ強いアーセナルが圧勝。昨年のようなヒリヒリワクワクするような感じもなく、ただただ“強い”アーセナルに感嘆するという感じであった。

全国女子駅伝』3区ドルーリー朱瑛里(岡山)さんが3キロ9分02秒で区間新記録!というニュースもあった。恐ろしいほどに速い。私は最近、宇野常寛『水曜日は働かない』の影響で、ランニングするようにしているのだけれど(以前から走ってはいたけれど、ここまでの習慣化したのは本を読んでからだ)、1km5分で5kmを走るのが結構きついので、3分とか絶対無理なのだけれど…中学のサッカー部でめちゃくちゃ走らされていたあの頃であれば、3分近くで走れていたのだろうか。しかし、私は肺の手術を3回ほどしているので、それも関係あるのかわからないけれど、まあ走れなくなっているなあと実感している。ドルーリーさん要注目ですね。

『どうする家康』第2話を観た。本多忠勝山田裕貴というのにまだまだしっくりこない。というか、私のイメージが『戦国BASARA』のこれであるので、常人が演じてもなかなか物足りない印象になってしまうのはしょうがないのだけれど。f:id:nayo422:20230115211739j:imageこのフォルムで強キャラといったら、あとは立花宗茂だろうか。立花・チェンソーマン・宗茂である。Wiiの『戦国BASARA3』までやっていたのだけれど、それからだいぶご無沙汰になっているので久しぶりにプレイしてみたい。しかし、調べてみると新作が全然発売されていないようで残念です。

買い忘れていた『チェンソーマン』13巻を読む。最近思うのだけれど、小中学生の今夢中になれる漫画が『ヒロアカ』などがあるにしても、『チェンソーマン』『呪術廻戦』とかってなかなかキツくないか…と思ってしまう。過酷である。

『アンダーカレント』が今泉力哉によって映画化というニュースを見たので、久しぶりに読んだ。傑作。漫画としてのひとつの到達点といった感じだ。しかし、まだキャストなど発表されていないのでなんともいえないのだけれど、画ではなくて物語のひとなので今泉力哉映画化はうーん…という感じだ。とにかく100分以内で終わらせてくれ。

AKB48 サヨナラ毛利さん』を観た。一度も選抜に選ばれていない非選抜メンバーを集めた回だったのだけれど、「私たちは(能力で)負けているから非選抜になっているのではない!」と黒須遥香さんが訴えていて素晴らしいなあ、と思いました。f:id:nayo422:20230122231641j:image収録前のアンケートで「(選抜に)負けているところは?」という質問があったということなのだけれど、しっかりと自尊というか固有性のようなものを肯定しているのだ。選抜組は偶然にもこの世界においてその地位を与えられているに過ぎず(もちろん努力もあるだろうけれど、この世界における適した努力をできるということもまた偶然にすぎないし、各々の特性のひとつというだけである)、単純な優劣による能力差で負けているのではないと言えることは美しいと思います。応援します。

舟本絵理歌『双影双書』1巻

を読んだ。皇太子とその影武者のドタバタ共同生活という内容であって、格差のあるリレーションシップがどこで平等な形として結びつくのかを楽しみに待ちたい。『乙嫁語り』の森薫が、前作の『殺し屋Sのゆらぎ』を激賞していただけに、今作が宮殿の物語なのもいい。雅にいきましょう。

日曜日。友達と久しぶりにサッカーをした。三笘のドリブルを練習してみよう!などと1vs1をやったりしたのだけれど、技術的なことはもちろん、そもそもの身体的なコンディション、筋力が衰えていてダメだった。筋肉痛である。やはりボールを触るとちゃんと腰を落とすので腿の筋肉を使うのだと思う。小さいサッカー少年も三笘の真似をして遊んでいるのだろうか。そのまま友達の家に行ってダラダラしたのだけれど、「本を読まなきゃなあと思って、最近本読んでるだよね」と自己啓発本を何冊か見せてくれた。別に良いとも悪いとも思わなかったのだけれど(良いとか悪いとかわからないし)、「ほえ〜いいね〜」とだけ言った。