『エウレカセブン』の映画完結編が夏に公開とのこと。嬉しい。私はエウレカがめちゃ好きなのです。1作目のアニメシリーズ以降のものは世間の評価通りあんましお気に入りになるような作品はないのだけどもこの映画三部作はいいし、どこかの世界のレントンとエウレカに会いたくて劇場に足を運んでしまう。そんなに何度も何度も観直したりということはないんだけれど、26.『モーニンググローリー』と48.『バレエメカニック』はいつ観ても最高で、39.『ジョイン・ザ・フューチャー』での只々サッカーするだけという回もめちゃくちゃ好き。レントンが8番で、エウレカが7番を背負ってるのもいいんだよなー。好きな番号だ。「愛する者を救うということは世界を救うこと」というセカイ系の物語をまっすぐな“ボーイミーツガール”で描き切って、“人間”と“コーラリアン”、“私たち”と“他者”といった境界線を融解させていき、家族のモチーフを浮き上がらせていくのなんてものは泣けるに決まってる…。HALCALI『TIP TAPS TIP』、SUPERCAR『STORYWRITER』、NIRGILIS『sakura』とかいろいろ名曲はかかるけども、個人的にはandymori『Peace』がレントンが語りかける“姉さん”と共鳴して、勝手にピッタリだと思っている。
大好きなCDをかけて
あの頃に帰ろう
まだ怖れも知らなかった
無邪気なあの頃に
恋人よ あなたのことを
愛さない日はない
明日も百年後も
好きだよ 好きだよ
本当の心 本当の気持ち
本当の心 本当の気持ち母さん あなたの輝きを
僕は忘れないよ
父さん あなたの悲しみを
僕は知りたいのです
友よ ただ君のための
僕で在りたかったんだ
君のように美しく在りたかったんだ
本当の心 本当の気持ち
本当の心 本当の気持ち
弟よ 二人でじゃれた日々が
懐かしいんだ
姉さん 会いたいよ
いつでも思ってるよ
こんな儚い世界の中に
信じた歌がある
こんな儚い世界の中に
信じた人がいる
andymori『Peace』
はあ〜良い。小山田壮平の愚直で真っ直ぐな美しい声が物語に染み渡っていく。こうやって見返してもやはりあまりにもエウレカと当てはまり過ぎている。とんでもない名曲だ。てか、レントンとエウレカがマジかわえー。
3rd LIVE DVD「FUN！FUN！FUN！」より『Peace』
…とエウレカへの郷愁を胸に年始のことから振り返ってみようと思いやす。毎年のことだけど『久保みねヒャダ』で新年をスタートさせる。やっぱりこれ。およそ1年前に収録を済ませていたというハワイ旅行でマスク着用なし。ものすごく不思議な気分になる。もう戻れない世界だなあ。あとはテレビにたくさん出ているニューヨーク観測をした。チェックするのが大変。
寝て起きてブックオフへ向かう。寒いかと思ったけどそんなに寒くない。たまっていた『空気階段の踊り場』と『宮下草薙の15分』をラジオクラウド、Spotifyで聴きながら、ぶらぶらと店内を歩く。鈴木もぐらの公園デビューの話が面白かった。ブックオフって本当にダラダラと何周もしてしまうし、「お前ほんとにそれ読むの？」という本をばこばこ買ってしまう。そんなわけでそこで買ったものと合わせて今月の読んで良かったもの*1。今月は柴崎友香『パノララ』をちょっとずつ読んでいたら、他のを読めずに終わってしまった印象。森見登美彦『四畳半神話大系』とか少し不思議がダラダラと続く感じは好きだけども気持ちが入らず怠くなると読み進めるのが面倒になってしまう。岡田麿里*2さんの本とても良かった。『チェンソーマン』の藤本タツキがファンだという弐瓶勉『アバラ』をゲットできて大変うれしい。
![映画秘宝 2021年3月号 [雑誌]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nayo422/20221104/20221104190155.jpg "映画秘宝 2021年3月号 [雑誌]")
板垣巴留『BEASTARS』最終巻も読んだ。堂々の完結である。右耳や右目上に痛々しい傷跡が残されているもののその表情は1巻と比べて柔らかくなっていて、連載を続けてきたことからの筆の熟練、デザインの変更などあるかもしれないけども、これをレゴシの成長によるものだと言い切ってしまいたいほどに。ハルと手を重ね合わせ、その大きさの違いを見せてくるのもいい。なによりも手の大きさが違うのだ。メロンとの闘いは前半でサラッと終わってあとは最終巻らしいつくりになっていた。何か重大な鍵を握っていそうなメロンの父親をあえて「悪なんてのはこういうなんとも思ってないやつなんだ」と軽く流していくところがとても良かった。『映画秘宝』悠木碧のオールタイムベスト12が載っているということで購入。気になる方はぜひ確認してみてくだせえ。悠木碧『ユリイカ』での推すことの尊さについて書かれていたのもよかったですよね。
ラジオのこと。2日は浜辺美波のオールナイトニッポンを聴く。カラオケでよく歌うという「赤いスイートピー」を選曲して、メールを送ってくれた女の子へ電話をかけると、その子はいなくて、お兄ちゃんが出るという微笑ましいラジオだ。突然、浜辺美波から電話がかかってくるなんてすごすぎー。齋藤飛鳥がゲスト回の『バナナムーン』も聴いた。久しぶりのクイズスピリッツ復活。白石麻衣、橋本奈々未、松村沙友理が来た回が懐かしい…2014年のことでもう7年も前のことであるらしい…しんどい。『Creepy NutsのANN0』DJ松永が広島ライブに遅刻した回がめちゃ最高だった。
松永「俺、ほんっとに嫌になった。急いで支度して、荷物詰めて、品川駅に向かって、駅のホームにいっぱい人いるけどさ、サラリーマンとかいっぱいいて。まあ、新幹線に乗り込んでさ。いろんな大人が一緒に乗って目的地に向かってるけど。全員が、視界に映る人全員が、ちゃんと時間通りにアラームで起きて、準備して、時間通りに仕事を全うする人たちなんだろうなあって。そう思ったら、ほんとに死にてえ…つらすぎて。俺だけなんだろうなと思って、人に迷惑かけて…」
岡崎京子『ジオラマボーイ パノラマガール』を思い出す。そのあとでR指定が遅刻の極意を語っているのも面白かった。遅刻って面白い。しまおまほ、安齋肇、R指定、空気階段の鈴木もぐら、蛙亭の岩倉とかで遅刻談義をどこかの配信とかでやってほしい。『アトロク』の遅刻回を復活させてくれ。
『宮下草薙の15分』で漫談口調をしてほしい草薙とやらない宮下が戯れてただけだったのに、だんだん喧嘩っぽくなるの面白かった。そうなる要素０だったのに、いつのまにか草薙の沸点に達してしまっているのにめちゃ笑った。越崎さんに頭を抱えさせてしまうのとかもすごい好き。こんな感じだけども、またそろそろ60分やらせてみてほしい。
選択的夫婦別姓が制度化されていない、育休の取りづらさなどなどたくさんの“世知辛い”が詰まっていた『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類！新春スペシャル！！』も観た。うんうん、そうだよな、こういう社会で平匡さんとみくり、そして私たちは生きてるんだよな〜と首肯しながら観ていたんだけれど、子供の名前の話になったときに、平匡さんが「男でも女でもいい名前にしましょう。生きている間に変わるかもしれないから」みたいなセリフを言っていたんだけど、それが野木亜紀子に言わされているような感じで、一気に萎えてしまった。あんまりにも平匡さんの口に馴染んでなかったし、男でも女でもいい名前ってなんだよ、そんなのひどすぎるだろ、と思ったけど、裕太で女の子とかは無理か。良いところもたくさんあった。例えば、みくりと平匡さんがオードリー漫才っぽく「へへへへ…」と笑っていたら、そこに春日俊彰のようなピンク色のベストを着た前野朋哉が「へへへへ…」と入ってくるのとか最高だったし、お世辞にも良いとは言えないドラマだったけれど、私たちのいる世界の延長線上で2人が生きているんだというような実感があったし、私たちと一緒に2人がコロナ禍で生きていたんだなあっていうのはやっぱり勇気づけられもしました。観てよかったとも思えました。
サッカーのこと。ユベントスはサン・シーロに乗り込んでミランとインテル戦。
Milan 1-3 Juventus | Goals from Chiesa & McKennie Shock the San Siro! | Serie A TIM
パンツとソックスが白でかぶっちゃうからかユーベはネイビーを着用。ミラン戦はめちゃくちゃ良かった。気持ちいい勝利。ズラタンいないのは助かったし、若手起用に頼るしかなかったのが助かったとこでもあったし、エルナンデスにバチボコ勝ちまくるキエーザがとにかく最高でありました。ディバラとのコンビネーションも良かった。ディバラのプレーがだんだん戻ってくるといいね〜と思う。カラブリアがサイドバックからボランチにコンバートして結構いい感じなのはすごい、3年後くらいユベントスとか来ちゃってくれたりしたらと思う。てか、マンジュキッチのミランユニ似合わん。
Inter 2-0 Juventus | Inter Shock Juve in Important Win! | Serie A TIM
ミラン戦でめちゃくちゃ気持ち良くなっていたら、インテル戦は最悪な試合。ほんとに何もなかった。最近ロナウド消えすぎているので、こういう試合ではバランス取るために思い切ってCR7をスタメンから外すというのも考えてもよいのでは？ピルロ。ビダルがユーベのマークにキスしちゃってるのを見て、嬉しくなりました。
プレミアのリヴァプール苦戦はまあ我慢するとして、ユナイテッドのまあまあ調子良いのは意外だった。全然勝てなくて落ちていって、ポグバがユーベに帰ってくる！ってのを願っていたのに、ポグバも調子良さそうだし、残念だなー。
STEPHEN CURRY
— Golden State Warriors (@warriors) 2021年1月4日
HOW
62 POINTS pic.twitter.com/3Y8BQGI7lj
カリーがキャリアハイ更新の62得点！カッコ良すぎー。もうほんとに全部がカッコいい。私もファウルくらって、マウスピースを噛みながらフリースローの準備するのとかやりたい。寝れないときとか落ち込んだときとかカリーのシュート集めた動画をYouTubeで観るのおすすめです。
音楽はおまごるをずっと聴いてきた。おまごる。こんなに短期間にめちゃくちゃ聴いたりするとすぐ飽きたりしそうで怖い。いろんな人があげている2020年に聴いた音楽みたいなものをちらちら見ながら、BeabadoobeeとかDua Lipaを聴いたりもした。
![20,Stop it. [Explicit]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nayo18858/20221103/20221103024453.jpg "20,Stop it. [Explicit]")
映画はノア・バームバックの新作が発表されたので、『僕と彼女のいた場所』『イカとクジラ』『フランシス・ハ』『ヤング・アダルト・ニューヨーク』『マイヤーウィッツ家の人々』とかを観たりした。『亀は意外と速く泳ぐ』とかも観た。スパイ活動の一環としてなるだけ普通に生きる使命を私も授かりたい。
松重豊が作る普通のラーメン食べたい。あとは、何故だかジョン・フォード『静かなる男』ここ3年くらい定期的に観る機会があるのだけれど、いつ観ても最高で、大男2人が殴り合ってるのとかめちゃ面白い。アイルランドの緑も落ち着く。スコット・フランク『クイーンズ・ギャンビット』の感想は書かなくていいか〜と思っていたのだけども、時間がある時になんとなく書いてみた。アニャ・テイラー＝ジョイってめちゃカッコいいって話です。
なんかこういうのを書いたあとにTwitterにのせるかどうかを悩んでいるだけど、Twitterって怖いところだからな〜。あと、いっかいフォロワーを０にしたいなと最近思っているんだけどもブロックしたりするしか方法はないんだろうか。新しいアカウント作るのとかめんどいしな。
アニメは毎週日曜深夜に画面に齧り付くように観ている『進撃の巨人』だ。漫画を一切読んでいないので、めちゃ興奮する。そして、次の日にYouTubeで海外の反応を視聴するという流れが最高。ネタバレが入ってこないかということだけが懸念材料。あとは、『ゆるキャン△』『五等分の花嫁∬』とか。『呪術廻戦』と『リゼロ』がたまってしまっている。呪術の三輪霞ちゃん可愛いし、常識人なのがキャラになるって変な漫画だ。CVが赤崎千夏なのも良い。『ボールルーム』の緋山千夏。
最後に、適当にYouTubeで良かったものを置いときまする。さらば森田とニューヨーク屋敷による悲劇エピソード。カナメストーンもとうとう個人チャンネルをスタート。初回から山口誠ワードが炸裂している。四千頭身*3のお泊まり動画めちゃくちゃ和むので寝る前とかに見るのに良い。SnowManって関ジャニ∞みたく面白満載で良いですよね。ラウールの神々しさのために『ハニーレモンソーダ』もちょっとだけ気になっている。『ステキブンゲイ』で加藤千恵と中村航の配信が隔週でスタート！！これが本当に嬉しい。真夜中のニャーゴ復活だ。FMりべーるとか、ぶりっ子ジャンプとか懐かしい話が盛り沢山で泣けるのです。友保がながーい髪の毛を切って、ほとんどあいみょんになった動画と『かまいたちのヘイタクシー』などでも披露している痛風の講義する動画も面白かった。*4
東京03 - 「東京03 x空気階段の私コント」／『第21回東京03単独公演「人間味風」』特別追加公演「第7世代 x 東京03」 より
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