もう12月になってしまった。カネコアヤノの歌声が寒い日に差し込んでくる日差しだったり、軽く羽織るカーディガンのようで、この時期にぴったり。もはや秋というのは定かでないが、冬というのは今年もしっかりやってくるわけで、冬っていうのは寒い。ほんとにすっかり寒くなってきて、イタリアやイングランドで行われているサッカーの試合を観ていると選手の口からは白い息が漏れている。うわー寒そうだなぁと幾度も思う。サッカーは冬のスポーツであるので、これからが佳境であります。どこの国でもだいたい10試合くらいを消化していて、僕の応援しているリヴァプールとユベントスも頑張っている。けどリヴァプールが首位争いをしているのに対して、ユベントスは3位、4位をウロチョロしているというなんとも我慢の時だ。リヴァプールは主力選手において怪我人続出であるのだけれど、心配無用。いやーとっても強い。今シーズンは大変なことになってしまうんじゃないかと考えていたのは全くの杞憂でした。若手の活躍もあってチームとしての底上げもできているのはユルゲン・クロップさすがとしか言いようがないし、なによりもディエゴ・ジョタの覚醒だ。一方のアンドレア・ピルロは若手を少しずつ起用しながら頑張っているが、まだまたCR7と帰ってきたモラタに頼ってしまう。ディバラの身体のキレが全く戻らないところが今年のユベントス停滞感を表してしまっている。試合後の採点評価もなかなか低くて辛い。うーん、我慢だ。
今年のサッカーはなんといっても閑散としたスタジアムに集約されてしまう。無観客というのは本当に寂しいので、早くお客さん入って欲しいな*1。テレビ東京『FOOT×BRAIN』2週連続のユベントス特集をしていたのだけど、そこで、日向坂46の影山さんが
サッカーはサポーターがいてくれてこそ、成り立ってるものだと思うんですよね。勝ち負けだけじゃなくて、人生の中にあるものだと思うので、
みたいなことをいっていて、本当にそうだよね~と。とっても丁寧なコメントで泣ける。いいね!
サニーデイサービス『もっといいね!』を聴こう。いいね!から、もっといいね!へ。仲間が集まってくる、音楽を続けてきたパワーみたいなものがグッと詰まっていていい。TRICERATOPSのトリビュートアルバムもたいへん楽しみ。OKAMOTO'Sに、奥田民生に、Base Ball Bearに、LOVE PSYCHEDELICOなどなど、好きな人がいっぱいだ。ベボベが『Raspberry』とかやったら嬉しいなぁ。菅田将暉『虹』はかなり好き*2。
Ryohuのメジャーデビューも最高にカッチョイイし、NiziUのデビュー曲も感動しました。最近、マユカとリマのラッパーコンビがとても好きかもしれない。2人ともめちゃフラットでいい。ミイヒはリマの優しさにたくさん支えられていたのだなぁと、『We NiziU!~We need U!~』なんかを観ていると思う。食事の時に海老を食べまくるマユカが本当に可愛くて、「わたしばっかり海老食べちゃってるけど平気ですかね」と気にする感じが、推しです。オカモトレイジがマユカ推しなのもなんとなくだんだんわかってきました。レイジがインスタライブでSTAYCをおすすめしていたので聴く。でも、やっぱり今んとこはTWICEとかがいいな。
Creepy Nutsの武道館をオンラインで観た。CD音源をそのまま口から放出するというR指定を観ながら、たくさん笑って、感嘆しました。武道館って大きいようでいて、実際に行ってみると結構ステージと近いから、生で観てたらもっと感動しただろうな。『情熱大陸』とかも観て、その週はCreepy Nuts週間でした。
いやーほんとに売れたなぁ。4年くらい前の『オールナイトニッポンR』で結局、女優のなかで誰が1番好き?という話をしていて、綾瀬はるかだ!新垣結衣だ!とか騒いでいた松永が武道館で泣いているのとか不思議すぎる。4年間で環境がガラリと変わってきたのはニューヨークもおんなじで、最近のテレビへの露出とかはすごいですよね。『オールナイトニッポン0(ZERO)』が終わったあとの1年間とかは、月一回の『よしログ』くらいしかニューヨークの近況を知れるものが無かったので、最近の感じは本当にすごいことだ*3。しかも出演しているところで全部おもしろくしている。今月の『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』のいわゆる「孤独回」なんて面白すぎて、本当に10回くらい観てしまった。売れるのはいいけど、売れれば売れるほど孤独になっていくのではないか?とシンパイするニューヨークに、霜降り明星が「孤独だよ!」と訴える。せいやが「正直しんどい」って言ったときシンパイな顔をせずにニューヨークがケタケタ笑ってんのとかも最高だった*4。オールナイトニッポンでじっくり2組で話してほしいなぁ、という願いがどうにか届いて実現に至ってほしい*5。嶋佐とせいやは気が合うと思うんだけどどうだろうか、絶対仲良しになれる。こんなに勢いづいているニューヨークだけれど、ラジオではスマホを触りすぎてヤバいという話をしているのとかも最高だ。いつまでも近くにいてくれ…と切実に思う。仕事したくないとかも言い続けて欲しい。
スマホ触っちゃう問題、これは共感ばっかりで、僕もスマホをぶっ壊したい!と思うことが度々あるので、ほんとにどうにかしなきゃいけない。時間があっという間に過ぎてしまう…。『カナメストーンのカナメちゃん村』でもそんなことを話していた。
山口「あと…39分…あんなにあったのになぁ」
零士「なぁ!時間ってあんなにあったのに…っていうことばっかりじゃない?時間ってあんなにあったのに!って経験ばっかりじゃない?」
『カナメストーンのカナメちゃん村』S2-第6回
『M-1グランプリ』の予選が進んでいくなか、『文藝 2020年冬季号』で大前粟生『おもろい以外いらんねん』を読んだ。
漫才というものは“おもろい”という塊であるだけで素晴らしいし、漫才への感想は「傷つけない笑い」とかいらなくて、“おもろい”だけでいいだろうが!みたいなダブルミーニング。巷の評価ほど面白いとは思えなかったけど、楽しく読みました。
「なあ」
「なに」
「文化祭でオレら漫才やってみいひんか?」
「あーー」
俺はめっちゃうれしかったから、
「考えといたるわ」
といった。
大前粟生『おもろい以外いらんねん』
というところが好きだった。とにもかくにも『M-1グランプリ』楽しみですねぇー、ということに尽きる。楽しみ。たのしみ。タノシミ。その他にも読んだ本たち。『舞踏会へ向かう三人の農夫』を読み切った自分を褒めてあげたい。なんだか読み切るということに労力を使ってしまった感は否めないが、ゆっくりといつかまた読みたいと思う。『2010s』とかもようやく読みました。この本を洋楽への足がかりとして、2021年は日本の外へと向かっていきたい。この前、「みんな歌詞聴きすぎ、音を聴けばいいんだよ」的なことを甲本ヒロトがテレビで言っていたし、歌詞がわからんとか気にせず、いろんな音をなんでも聴こう!というスタンスでいきたいと思います。
ブックオフあるあるの漫画。
ブックオフで神隠しに遭う(1/3) pic.twitter.com/YgIU4xWpiY
— 飯島健太朗 (@iijimakentarou) 2020年11月20日
『おらおらでひとりいぐも』は映画を観たので、小説も読んでみました。で、ムーミンも読んで、柳家小三治『どこからお話ししましょうか』は素晴らしすぎたので、読みながら最高の気分だった。『ムツゴロウのゆうびん箱』は青柳文子さんがYouTubeで紹介していたので読みました。優しく寄り添って、ゆっくりと話しかけてくれるような本だと思っていたら、良い意味で裏切られた。ビシバシとビンタしてくるような感じで、“強い”本だった。なんだか、おっしゃ!やってやんぜ!と思わせてくれるような本だったので、元気になりたい時に読むといいかもしれない。『遅刻の誕生』は『水曜日のダウンタウン』空気階段・鈴木もぐらの大遅刻からのつながりで手に取る。鉄道における定刻志向、時間に基づく労働管理、もともと日本人は時間に対してルーズだったらしいとかいろいろ書かれていて面白い。鈴木もぐらほどではないのだけど、僕も5分〜15分くらい遅刻してしまうことはちょいちょいあるので、これから電車が遅刻の概念を作ったことのせいにしていこうと思う。もぐらが遅刻しただけで、かたまりに14万円が入るという世界線が2020年に存在することを2019年8月の水川かたまりに教えてあげたら、めちゃくちゃビックリするだろうな。
空気階段の踊り場 #121【アフタートーク】月収6万円の芸人の葛藤
かたまり「あぁ〜、くそ〜、マジで少ないよ!給料が!ほんとに今は頑張るしかないんだよ」
もぐら「なんで俺らが6万かっていったら、通常の人たちが20万だとしたら俺らはその14万分宝くじ買ってるみたいなもんなんだから。それが当たったら100万とかになる…月々100万、200万、300万、もっと1000万とかになるかもしれない…」
かたまり「すごい!!!!!!」
もぐら「そういう宝くじをね、私達は買ってるわけですよ」
かたまり「そうだ!」
もぐら「さらにそれはただ待つだけじゃなくて別に自分たちで努力もできる!」
かたまり「でも6万の現状でも楽しいからね」
もぐら「でも、今は6万しかないから、バイトするか、仕送りもらうか、選ばなきゃいけないからね、どっちにすんの?」
かたまり「仕送りをもらう!!」
ほんとにすごいな。こんなにも未来は変わってゆくのだ。ラジオだと、芸人お試しラジオ『ニッポンの社長のデドコロ』が始まったので初回を聴いた。日記をもとに話していく形。辻さんの声エロい。
それとさっきも少し出してしまったけれど、『カナメストーンのカナメちゃん村』が最高なので、芸人ラジオが好きな人は必聴です。中学からの友達というラジオに最適な関係。
漫画のこと。『チェンソーマン』は相変わらずバキバキだ。なんじゃいそれ!というような圧倒的なコマの力が炸裂している。『九龍ジェネリックロマンス』も面白い。次の4巻でグッときそうだ。とりあえず3巻は見るもの、見られるものという切実な関係がちょっとずつ露わに。ひまわりの見つめ続けて、枯れるとグッタリという切なさも。
あだち充『H2』を読み始めて、とりあえず3巻まで読んだ。『タッチ』を今年の夏に読んだので、あだち充2作目だ。グッとまとめて読むのではなくて、ゆっくりと読んでいけたらなと思っている。
瀬田なつき『ジオラマボーイ パノラマガール』が微妙な感じだったので、漫画を読むと、うん、こっちのほうがいいかと思った。
その他、11月に観たやつだと
Dragged Across Concrete (2019 Movie) Official Trailer – Mel Gibson, Vince Vaughn, Jennifer Carpenter
S・クレイグ・ザラー『ブルータル・ジャスティス』が凄くて、こういうのが映画だ!みたいな変な高揚感が映像のなかに漂っていて最高でした。嫌なものを見せてくる、何か起こりそうで何も起きない、何も起こらなそうでとんでもない何かが突如として起こるとか、そういうところも良かった。あとは、黒沢清『スパイの妻』と沖田修一『おらおらでひとりいぐも』だろうか。
どっちも最高だった。来年の沖田修一『子供はわかってあげない』も期待して待とう*6。12月の早稲田松竹のラインナップがすごい。12/5(土)~12/11(金)上映が『ポルトガル、夏の終わり』と『ペイン・アンド・グローリー』で、12/12(土)からは『ブックスマート』もやるんだから流石だ。Netflixにもガンガン新作が入ってきているので、12月は積極的に観ていきたい。ウディ・アレン『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』とか早すぎ。ドラマは『リモラブ』もいいし、『監察医 朝顔』もいいです。Netflix『クイーンズ・ギャンビットの最終回は記憶を消してもう一度観たい。
そうだ。『おぎやはぎのメガネびいき』と一緒にやっていた『流行語大賞』はめちゃくちゃ外れていた。おぎやはぎはけっこう当たっている。経験の差が出てしまったなぁ。予想はこちらに書いてあります。
結果はこれ。
・愛の不時着
・あつ森
・アベノマスク
・アマビエ
・オンライン○○
・鬼滅の刃
・GoToキャンペーン
・ソロキャンプ
・フワちゃん
『愛の不時着』とか『梨泰院クラス』とか韓国ドラマには触れてこなかったので、年が明ける前に観るかどうか迷う。『鬼滅の刃』はどうしようか。アニメは観たんだけど、正直そんなに良いとは思えなかったので漫画で読んでみようかな。そんな時間はないし、金もないし、学校もないし、家庭もないし、ヒマじゃないし、カーテンもないし、花を入れる花ビンもないし、嫌じゃないし、カッコつかないし、話すコトバはとってもポジティブ 思う脳ミソ ホントはネガティブ
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