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『こんばんはプロジェクトVol.8』-年間映画ベスト10-

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2017年3月に終わってしまった「真夜中のニャーゴ」

そこから生まれた、Base Ball Bear 小出祐介と、音楽ライター・南波一海による風来のトークイベント「こんばんはプロジェクト」に今回、初参加してきた。

会場に入ると、かつての超次元ビンゴマシーンが壇上に鎮座し、出迎えてくれた。

 

19:00になり、南波さんが足早に登壇すると、その後ろをゆったりと小出さんが付いてくる。

南波さんは開始早々、クソリプへのブロック、ミュートの話をし始め、僕は「ああ、ニャーゴってこんな感じだったなぁ」と感じた。

南波さん:16時とか、18時とかで、2時間ぐらいの間違いって結構あるんですよ。それで、2時間くらい早く目的地に着いてしまったりするんですよね。それをツイートしたら、

クソリプ:まあ、遅れちゃうより、早く着いて良かったなぁ、と思えばいいじゃないですかぁ?

南波:ミュート!ミュートですよ!!そんなのね、もう思ってますよ!!

小出:ああ(笑)それはブロックではないのね(笑)

 

そして、いよいよ「年間映画ベスト10」

 

南波さんの10位「ゴーストランドの惨劇」

僻地に佇む家で、母と双子の娘を襲った凄惨な事件。 それから16年後―。 姉は精神を病み家に囚われ、妹は家を出て幸せを手に入れた。 姉妹がその家で再会した時、あの惨劇が再び幕を開ける―。などという、ありきたりのホラーでは終わらない―。
人里離れた叔母の家を相続し、そこに移り住むことになったシングルマザーのポリーンと双子の娘。姉のヴェラは、奔放で現代的な少女。一方妹のベスは、ラヴクラフトを崇拝する内向的な少女。双子の姉妹ながら、性格は正反対だった。新居に到着したその日の夜、突然の惨劇が一家を襲う。2人の暴漢が家に押し入ってきたのだ。しかし、娘を守ろうとする母は必死に反撃し、姉妹の目の前で暴漢たちをメッタ刺しにする―。あの惨劇から16年後。ベスは小説家として成功したが、ヴェラは精神を病み、今もあの家で母と暮らしていた。久しぶりに実家に戻ったベスを母は迎え入れるが、ヴェラは地下室に閉じこもっていた。そして、ベスに向かって衝撃の言葉をつぶやく―(「ゴーストランドの惨劇」公式サイト)

南波さん、小出さんの2人ともランキングに入れた「ゴーストランド惨劇」、普通のホラーとは違うところが興味深かったそう。

南波:朝日のシーンが良かったからRYUTistのMVに使った。

 

小出さんの10位「ハウス・ジャック・ビルト」

1970年代の米ワシントン州。建築家になる夢を持つハンサムな独身の技師ジャックはあるきっかけからアートを創作するかのように殺人に没頭する・・・。彼の5つのエピソードを通じて明かされる、 “ジャックの家”を建てるまでのシリアルキラー12年間の軌跡。米国映画協会(MPAA)の審査により全米公開時には一部本編がカットされたが、このたび日本では完全ノーカット版での上映が実現した。(「ハウス・ジャック・ビルト」公式サイト)

小出:カンヌ映画祭で途中退出者続出って、そりゃな、って感じ。普通切りそうなところ全部見せてくるから。ラース・フォン・トリアー監督が自らの思想、生き方と向き合い、見つめ直したようなラストが感慨深かった。

 

南波さんの9位「ホットギミック ガールミーツ」

今感じるこの気持ちを、大切にしたい。
わたしが、本当に望んでいること。
これは、どこまでも透明で儚い“初恋”の物語。
都内のマンションに住む女子高生・成田初は、優しい兄・凌、元気な妹・茜と両親と、ごく普通の家庭で暮らしていた。ある日、茜に頼まれて内緒で購入した妊娠検査薬を、同じマンションに住む橘亮輝に知られてしまう。バラされたくなければ“奴隷”になれ、という条件を突き付けられ、その日を境に初は亮輝の無茶な命令に振り回されるようになる。そんな時、小学校の
時に突然転校してしまった幼馴染・小田切梓がマンションに帰ってくる。今や人気雑誌モデルとして第一線で活躍する梓が、昔と変わらず自分を守ろうとしてくれるその姿に初は自然と心惹かれ、2人は遂に付き合うことに。幸福感に溶けてゆく初だったが、ある夜、彼の本当の目的を知ってしまう。動揺し、深く傷ついている初を心配し、常に寄り添い愛情を注いでくれた
のは兄の凌だ。昔から兄としての優しさも絶やさず、しかし凌も知られざる秘密を抱えていた。3人の男性との恋に揺れ動きながら、少しずつ自分の中に芽生える本当の気持ち。初は悩みながらも1つの答えに辿り着く。喜び、痛み、迷いの先にある、物語の最後に彼女が見出した、その想いとは―――。(「ホットギミック ガールミーツボーイ」公式サイト)

南波:カップルとかが多い中で、おじさん1人で観ましたよ、わからないんだけど、テンションだけは、ずっと高いんだよね。

小出:僕のときもカップルとか多かったですね。そういう人たちは、もう怒ってましたね、でもそういう気持ちもわかる。見終わった時点では、今年ワーストだな、と思ってたんだけど、山戸結希監督って元々映画撮りたいって人じゃなくて、何か表現したいって人じゃないですか。ポエムみたいなセリフがずっとあって。そうだね、テンションが高いんだよね。今はけっこう好きで、多分ブルーレイ買いますよ。

 

小出さんの9位「アイリッシュマン」

裏社会のボスに長年仕えてきた殺し屋フランクが、秘密と暴力にまみれた自らの半生を振り返る。マーティン・スコセッシ監督が贈る、ギャング映画の新たな傑作。(「アイリッシュマン」公式サイト)

小出:クリント・イーストウッドの「運び屋」とか観てると画質とかどうでの良いのかな、と思うよね。カットも長かったりするし。「アイリッシュマン」も長いんだけど、観てられるんだよね。スコセッシ監督の「グッドフェローズ」「カジノ」と続けてみると面白いかもよ。

 

南波さんの8位「シャザム」

身寄りのない思春期ど真ん中の子供、ビリー。ある日突然、彼は魔術師からスーパーパワーをゲット!「シャザム!」それは、最強でサイコーな魔法の言葉!これを唱えれば、筋肉ムッキムキ!稲妻バッキバッキ!のスーパーヒーローに変身できるのだ!ヒーローオタクのフレディといっしょに、悪ノリ全開!止まらない!そんなスーパーパワー絶賛ムダづかい中のビリーの前に、科学者Dr.シヴァナが現れる。手に入れたスーパーパワーのために、フレディがさらわれてしまう…
ビリーはついにヒーローとして目覚める!

南波:僕フィラデルフィア行ったんですよ。今年の6月とかに

小出:ロッキーのとこ行った?

南波:像ありましたよ。マーベル展やってたし。

 

小出さんの8位「ゴーストランドの惨劇」

 

南波さんの7位「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」

師であるアイアンマンことトニー・スタークから託された、ヒーローとしての責任。ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、悲しみを忘れ去る為、街の平和に努めていた。そしてようやく訪れた夏休み。ピーターは、大好きなMJ(ゼンデイヤ)、親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)達と共に楽しみにしていたヨーロッパ旅行に出かける。

この旅でMJに自分の気持ちを打ち明け、最高の夏休みにしたいと願うピーターを待っていたもの、それは元S.H.I.E.L.D長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)だった。迫りくる新たなる脅威を察したニックは、異次元から来たというミステリオ(ジェイク・ギレンホール)と共に既に戦う準備を始めていた。そこにスパイダーマンの力も必要としていたのだ。 楽しみにしていたヨーロッパ旅行に出かける。

突如としてヴェネチアに出現した巨大な人型の“水”。 その圧倒的なパワーに翻弄されるピーターは「ソーは? キャプテン・マーベルは?」とアベンジャーズのヒーローたちに助けを求めるも、彼らは不在。この巨大な敵を相手にまだ戦い方すら掴めないスパイダーマンに替わり、果敢に戦いを挑むミステリオ。空中で両手から強力な光線を放ち、敵を制する。ここに新ヒーローが誕生した。

ヴェネチア以外でも、“火”や“土”の巨大な敵が現れ、ニックを中心とした攻防戦が続く中、ピーターは決意する、「世界には新しいアイアンマンが必要だ」。トニーから引き継いだ“鉄の意志”。
親愛なる隣人から、真のヒーローへ。厳しい戦いに立ち向かい、挑み、闘うスパイダーマン
新しいアイアンマンとなる為に—。(「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」公式サイト)

南波:えーと、どういう話だっけ、ああ、エンドゲームの次のやつだ

小出:え、大丈夫、ネタバレとか

南波:いや、もういいでしょ、いまさら、あれなんですよね、生き残った人と、消されてた人とで、5年のズレがあるんですよね、だから同級生だったやつとかが、先輩になったりしてね。

南波:ミステリオとかも良かったですよね、最後の倒し方とかも良かった。

小出:この映画「アイアンマン4」としても楽しめますよね。

 

小出さんの7位「ハッピー・デス・デイ」「ハッピー・デス・デイ 2U」

女子大生のツリーは自己チューで、世界は自分ひとりのために回っていると思っている高飛車でビッチなタイプ。誕生日の朝、泥酔した勢いで見知らぬ男のベッドでぼんやりと目を覚ます。だが彼女はすぐに「今日はすでに経験している」ように感じるのだった。執拗に追ってくる殺人鬼ベビー・マスクの正体を明らかにするまで、爆笑と恐怖を繰り返す、コメディタッチのタイムループ・ホラー。

小出:これはみんなが好きなやつ!これ上映館も日比谷とかだけで、2週間とかで終わっちゃったし。

南波:パンフレットもなかったですよね。

小出:だから、あんまり広がることなく終わっちゃって、まあ「恋のデジャヴ」ですよね

南波:まあ、結局、雛形ですもんね。

 

南波さんの6位「アベンジャーズ/エンドゲーム 」 

最凶最悪の敵“サノス”によって、人類の半分が消し去られ、最強チーム“アベンジャーズ”も崩壊してしまった。
はたして失われた35億の人々と仲間を取り戻す方法はあるのか?大逆転の確率は、1,400万605分の1…。
わずかな希望を信じて再び集結したアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーたちに残されたのは、最強の絆だけ──。
“今はここにいない”仲間のために、最後にして最大の逆襲が始まる! (マーベル映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト)

南波:マーベル映画って、エンドクレジットの後に、毎回次作へのおまけみたいなのがあるんだけど、それがなかったの!やっと終わった!もう観なくていい!

小出:ええ(笑)観たくなかったの?(笑)

南波:いや、そういうわけじゃないんだけどね。興収的にもある程度の見込みがある作品を終わらせるのって、不安だと思うんだけど、ちゃんと完結させたところが良かった。「幽☆遊☆白書」みたいになんなくて良かった。

小出:いや、でも「幽☆遊☆白書」は、一応しっかり完結してますから

南波:じゃあ、あれ、その次のやつとか、

小出:「HUNTER×HUNTER」?あれも、でも、ちゃんとやってるんじゃないんですか?

南波:まあ、なんでもいいや

小出:いや、雑すぎるわ!(笑)

南波:いろんな思想とか考え方があるんだよねえ、サノス、指パッチンで全銀河系の人口を半数にした後、つつましく農家やってるんだよねぇ、

小出:同情の余地があるとかいう意見もあるけど、選民思想があって、俺は全然感情移入できない。お前の作った米なんか食いたくねーよ!

 南波:これの前作の「キャプテン・マーベル」がね。宇宙女が「エンドゲーム」のためみたいで、そこが残念でしたね。

小出:撮影的には「エンドゲーム」が先みたいですよ。そうやって観ると、「キャプテン・マーベル」の方が体ができてて、「エンドゲーム」はまだな感じがしますよ。

 

小出さんの6位「ホットギミック ガールミーツボーイ」

 

南波さんの5位「ジョーカ-」

コメディアンを夢見る、孤独だが純粋で心優しいアーサー。一人の“人間”が、なぜ、狂気溢れる“悪のカリスマ=ジョーカーに変貌したのか?

本作で初めて語られるジョーカー誕生の理由。衝撃の真実とは?104日、世界は世紀の瞬間を目撃する。絶対に見逃せない1本『ジョーカー』。弱者に無関心な社会に見捨てられた男の内面を描くリアルな人間ドラマが、やがてヒース・レジャージャック・ニコルソンジャレッド・レトといった歴代アカデミー賞俳優が演じた映画史上最も有名なヴィランの隠された物語に繋がっていく。超実力派スタッフ・キャストが挑む完全オリジナル・ストーリー。予想もつかない展開で見る者の心をつかんで離さない、衝撃作。 

南波:俺は世論に流されねえぞの5位だから。
小出:公開3日目くらいにバルト9で深夜2時の回で観たんですけど、満席なんですよね。でもヤンキーさんが多くて上映中も、けっこう出入りがあるんですよ。ずっとジャージが画面にかぶってるんですよ、アディダスのジャージが!
南波:川崎で観る「ワイルド・スピード」が1番やばいですよ。
南波:あのなんともいえないダンスシーン良いですよね。
小出:階段でのダンス習得したいよね。
 
小出さんの5位「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」

 

中学校生活の最後の一週間を迎えたケイラは、「学年で最も無口な子」に選ばれてしまう。不器用な自分を変えようと、SNSを駆使してクラスメイト達と繋がろうとする彼女だったが、いくつもの壁が立ちはだかる。人気者のケネディは冷たいし、好きな男の子にもどうやってアプローチして良いか分からない。お節介ばかりしてくるパパはウザイし、待ち受ける高校生活も不安でいっぱいだ。中学卒業を前に、憧れの男子や、クラスで人気者の女子たちに近づこうと頑張るが…。(「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」公式サイト)

小出:これ観終わった後、とにかく早く「グッチー!」ってやりたくなる。

南波:これ次のリンクが「レディ・バード」だけど、それもやっぱり良かったですよね。

小出:「レディ・バード」好きな人は、観た方がいいよ。

 

南波さんの4位「ミスター・ガラス」

フィラデルフィアのある施設に3人の特殊な能力を持つ男が集められ、研究が開始された。彼らの共通点はひとつ―自分が人間を超える存在だと信じていること。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド(ブルース・ウィリス)、24もの人格を持つ多重人格者ケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)、そして、非凡なIQと生涯で94回も骨折した壊れやすい肉体を持つ〝ミスター・ガラス″(サミュエル・L.ジャクソン)…。彼らは人間を超える存在なのか?最後に明らかになる“驚愕の結末”とは?M.ナイト・シャマラン監督が『アンブレイカブル』のその後を描く、衝撃のサスペンス・スリラー。(「ミスター・ガラス」公式サイト)

 

小出さんの4位「宮本から君へ」

文具メーカー「マルキタ」で働く営業マン宮本浩(池松壮亮)は、笑顔がうまくつくれない、
気の利いたお世辞も言えない、なのに、人一倍正義感が強い超不器用な人間。

会社の先輩・神保(松山ケンイチ)の仕事仲間である、自立した女・中野靖子(蒼井優)と恋に落ちた宮本は、
靖子の自宅での食事に呼ばれるが、そこに靖子の元彼・裕二(井浦新)が現れる。
裕二を拒むため、宮本と寝たことを伝える靖子。怒りで靖子に手を出した裕二に対して、宮本は「この女は俺が守る」と言い放つ。
この事件をきっかけに、心から結ばれた宮本と靖子に、ひとときの幸福の時間が訪れる。

ある日、営業先で気に入られた真淵部長(ピエール瀧)と大野部長(佐藤二朗)に誘われ、
靖子を連れて飲み会に参加した宮本は、気合いを入れて日本酒の一升瓶を飲み干し、泥酔してしまう。
見かねた大野が、真淵の息子・拓馬(一ノ瀬ワタル)の車で送らせようと拓馬を呼びつけた。
そこに現れたのは、ラグビーで鍛えあげられた巨漢の怪物だった……!
泥酔する宮本と、宴会を楽しむ靖子、二人の間に、人生最大の試練が立ちはだかる————。(「宮本から君へ」公式サイト)

 小出:僕はけっこう例のシーンがきつくて、もういつでも出れるような気持ちで観てたんですけど、そこの-100から+100に見事に持っていってくれて。背負い投げですよ。男のスタミナ丼みたいな映画なんですよ。それで最後、宮本さんの歌もあって、豚汁もついてるみたいな。

 

南波さんの3位「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

リック・ダルトンレオナルド・ディカプリオ)はピークを過ぎたTV俳優。映画スターへの道がなかなか拓けず焦る日々が続いていた。そんなリックを支えるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は彼に雇われた付き人でスタントマン、そして親友でもある。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに精神をすり減らし情緒不安定なリックとは対照的に、いつも自分らしさを失わないクリフ。この二人の関係は、ビジネスでもプライベートでもまさにパーフェクト。しかし、時代は徐々に彼らを必要とはしなくなっていた。そんなある日、リックの隣に時代の寵児ロマン・ポランスキー監督と新進の女優シャロン・テートマーゴット・ロビー)夫妻が越してくる。落ちぶれつつある二人とは対照的な輝きを放つ二人。この明暗こそハリウッド。リックは再び俳優としての光明を求め、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演する決意をするが—。

 

そして、196989それぞれの人生を巻き込み映画史を塗り替える【事件】は起こる。  

南波:もしこうだったらっていう映画をつくるじゃないですか。

小出:「イングロリアス・バスターズ」とか「ジャンゴ 繋がれざる者」とかね。

南波:シャロン・テートが普通に家に帰ってくるだけで感動するよね。

南波:(ブラッド・ピットが犬を呼ぶときのマネ)

小出:うわっ(笑)けっこう似てる(笑)

南波:スカッとするけど、やり方すごいよね。炎でブオーって。犬も強いし。

 

小出さんの3位「バーニング 劇場版」

彼が突然、語った言葉。“僕は時々、ビニールハウスを燃やしています。”

そして、僕の幼馴染はいなくなったー。

運送会社のアルバイトをしているイ・ジョンス(ユ・アイン)は、デパートの店頭でセールの広告モデルを務める女の子に呼び止められる。それはすっかり美しくなった幼なじみのシン・ヘミ(チョン・ジョンソ)だった。思わぬ再会を果たしたふたりは互いのことを語り合う。

ジョンスは小説家を志しながらアルバイト生活を続けていた。一方、ヘミは最近パントマイムを習っているという。そしてアフリカ旅行をするためにお金を貯めているらしい。

そしてジョンスは、ヘミがアフリカ旅行で留守の間、自宅に居るという猫の世話を頼まれる。こうしてジョンスの奇妙な日々が始まる。

半月後、ようやくヘミから連絡があり、翌日帰国できるとの話。空港に迎えに行くと、ヘミは見知らぬ青年ペン(ティーブン・ユァン)を連れていた。彼とヘミはケニアのナイロビ空港で知り合ったのだという。

後日、ジョンスは電車に乗ってソウルのトンジャクに向かっていた。到着すると、お洒落な自宅ビルの中でくつろぐベンとヘミの。ジョンスは目分とは住む世界が違うペンの桁違いの裕福さを目の当たりにする。そしてベンは自らキッチンに立ち、ジョンスとヘミにパスタ料理をふるまう。

数日後、今度はペンがヘミと一緒に車を走らせ、ジョンスの実家にやってくる。三人は玄関先にテーブルを置いてワインをあけ、大麻を吸い、タ暮れの風景を見つめる。やがてヘミは服を脱いで踊り出す。頼廃的で、甘美な時間。

ふとペンはジョンスに自分の秘められた“趣味”を打ち明ける。それは古いビニールハウスを選んで燃やすこと。 前に燃やしたのはアフリカ旅行の直前だった二ヶ月ほど前。そろそろまた燃やす頃だという。実を言うと、今日はその下見に来たのだと。そしてこの日を境に、ヘミの姿が消えた。電話にも出ずマンションも空で、仕事先にも見つからない。ジョンスはペンを訪れるが、彼のそばには、新しい“彼女”の姿。ジョンスは行方不明のへミを必死に探す。

彼女はいったいどこへ消えたのか――!?

 小出:上半期では1位に置いてたんですけど、監督がイ・チャンドンなんですよね。「ペパーミント・キャンディ」の。うわー、「ペパーミント・キャンディ」の話したい!

小出:今年、僕けっこう韓国映画観てて、「パラサイト」もこの前観たんですよ。「万引き家族」とかもそうですけど、家族を題材にした映画が同時多発的に作られてるのって、家族が社会の縮図だからだと思うんですよね。

 

南波さんの2位「バーニング 劇場版」

 

小出さんの2位「ホテル・ムンバイ」

インドの巨大都市ムンバイに、臨月の妻と幼い娘と暮らす青年アルジュン(デヴ・パテル)は、街の象徴でもある五つ星ホテルの従業員であることに誇りを感じていた。この日も、いつも通りのホテルの光景だったが、武装したテロリスト集団がホテルを占拠し、“楽園”は一瞬にして崩壊する。500人以上の宿泊客と従業員を、無慈悲な銃弾が襲う中、テロ殲滅部隊が到着するまでに数日かかるという絶望的な報せが届く。アルジュンら従業員は、「ここが私の家です」とホテルに残り、宿泊客を救う道を選ぶ。一方、赤ん坊を部屋に取り残されたアメリカ人建築家デヴィッド(アーミー・ハマー)は、ある命がけの決断をするのだが──。

 小出:予告で「生きる意味を問う 奇跡の脱出劇ー」みたいになってたけど、そんなレベルじゃないから!ずーっと緊張感がすごいから!

 

南波さんの1位「ジョン・ウィック:パラベラム」

裏社会の聖域:コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破った伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。全てを奪ったマフィアへの壮絶な復讐の先に待っていたのは、裏社会の秩序を絶対とする組織の粛清だった。1,400万ドルの賞金首となった男に襲いくる、膨大な数の刺客たち。満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の誓印”を交わした女、ソフィアに協力を求めモロッコへ飛ぶ。しかし最強の暗殺集団を従えた組織は、追及の手をコンチネンタルホテルまで伸ばして、ジョンを追い詰める。 果たしてジョンは窮地を脱出し、再び自由を手にすることができるのか!?

南波:100本も観てんのに、結局これですか?とか言われちゃうよ。

南波:相手の倒し方を考える会社とかもあるみたいで、種類もすごい多いよね。

小出:そんなのあるんだ

南波:ジョン・ウィックって、伝説の殺し屋だからさ、闘う相手がファンのやつとかいてさ、ちょっと闘いにくそうにしてんだよね、そういうのも面白かったな

 

小出さんの1位「工作 黒金星と呼ばれた男」

工作員になれ」――1992年、国から言われたそのひと言で、将校だったパク・ソギョン(ファン・ジョンミン)は全くの別人に生まれ変わった。国家安全企画部のチェ・ハクソン室長(チョ・ジヌン)からの指令で、北朝鮮核兵器開発の実態を探るために、韓国のスパイとして北へ潜入するのだ。パクは事業家に成りすまし、北京に駐在する対外経済委員会の所長リ・ミョンウン(イ・ソンミン)に接近するよう命じられる。外貨獲得の責任者

で、最高国家権力である金正日(キム・ジョンイル)と単独で会えるという重要人物だ。パクはチェ室長から、《黒金星:ブラック・ヴィーナス)というコードネームを与えられる。

19953月、パクが北京で対外経済委員会に近い人物と接触して半年が過ぎた頃、突然チャンスが訪れる。委員会が急遽現金を必要とする事態に陥り、金持ちの事業家としてマークされていたパクに、リ所長本人から連絡が入ったのだ。食堂に呼び出されたパクは、キャッシュの他にも、信頼を築くために南の情報を渡すようにと持ち掛けられる。

次の会合では、リ所長の傍らに国家安全保衛部のチョン・ムテク課長(チュ・ジフン)がいた。高圧的な態度で軍事機密を要求するチョン課長に、パクはスパイになる気はないと拒絶し話し合いは決裂する。だが、南の企業と取引をしたいリ所長がたしなめ、改めてミレニアムホテルで会食の席がもたれる。リ所長は様々なアプローチでパクを“テスト”しながら、「長期的にお互いの利益になるビジネスをご提案いただきたい」と求める。パク

は、「北での広告撮影」をリ所長に提案、所長はピョンヤンに掛け合い、3日で結論を出すと約束するのだった。

その頃、韓国国内は来たる総選挙に向けて揺れていた。野党の金大中(キム・デジュン)が政界に復帰して国民の人気を集め、現政権を脅かしていたのだ。199645日、総選挙の6日前に、北朝鮮から韓国への武力挑発が勃発する。その影響で保守的な心理に傾いた国民の多くが現政権に投票し、金大中率いる野党は全国区で敗れる結果となる。

そんな中、リ所長からパクへと、驚きの電話が入る。金正日が会いたがっているので、ピョンヤンに来てくれと言うのだ。427日、国際空港へ降り立ったパクはホテルに連れて行かれ、“健康状態の精密検査”を受けさせられる。だが、それは自白剤を使った尋問だった。

死と隣り合わせの最難関も突破して、遂に金正日との面会を果たし、広告事業の展開を許されるパク。それからは、広告撮影を隠れ蓑に、核の実態調査を着々と進めるのだった。同時に表向きの「分断された南北が40年ぶりに行う共同事業」も好調で、リ所長とパクの間には、不思議な絆が芽生え始める。

だが、1997年、大統領選が目前に迫る韓国は、再び激動の時を迎える。立候補した金大が、支持率1位を獲得したのだ。パクは、金大中当選を阻止したい祖国と北朝鮮の間の裏取引により、自分が命をかけた工作活動が無になろうとしていることを知る。激しく苦悩したパクは、リ所長に危険な“冒険”を持ちかけるのだが――。(「工作 黒金星と呼ばれた男」公式サイト)

 小出:今年もうちょっとありますけど、これの1位は多分変わらないですね。

南波:あれ、「哭声/コクソン」の人だよね。

小出:ああ、そうか!

小出:1月にブルーレイとDVD出るので、ぜひ観てください。

 

 

その後のビンゴトークは、南波さんの「伝票書くときの筆圧話」と小出さんの新作落語ドラクエウォークin新潟」

 

クリスマスの予定をきかれたアンケートでは、南波さんの「このイベントに来る人なんて終わってんだから、クリスマスとか斜めに見てんだよ」発言が。

 

「真夜中のニャーゴ」が終わってから、初めて参加した「こんばんはプロジェクト」は本当に最高でした。

真夜中のニャーゴ」のアーカイブは、どうにかして手に入れることはできないんですかね。また観たい。