昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

もう戻れない場所を思うとき

f:id:You1999:20220501022421j:image夏にThe1975が来るとか、VAMPIRE WEEKENDが来るとか、Japanese Breakfastとか、Beabadoobeeとかとか、なんだか素晴らしそうなのだけども、でもFaye Webster が来ないんじゃん、ということでうおー!と叫べない。アメリカを回るのに大変かもしれないけれど、いつか日本に来てほしいです。彼女の Instagramを眺めていると日本に来ない理由ないじゃんと思うのですが。Faye Websterリスペクトということで、この前DS Liteを棚の奥から引っ張り出し充電して、ポケモンを少しだけ触ってみた。私はブラック・ホワイトが最後のポケモンカセット。スタメンはサンダース、ゴウカザルエンペルトガブリアスメタグロストゲキッスだった。久しぶり、もう10年くらい放っておいてしまったのだな、ごめんね、と謝罪しました。私はイーブイ進化のなかでサンダースがいちばん好きだし、すべてのポケモンの中でもいちばんサンダースが好き。ピンと伸びた耳に逆立った毛、かわいい。上から数えて10番目くらいに入る素早さも推せるポイントだ。サンダースを先頭で出して、とりあえずボルテチェンジで戻るというのがデフォルトでした。ポケモンカードとかはお金がかかりそうだから手を出せないよな。友達にむちゃ散財しているひとがいるけど、Faye Websterは古いカードでも遊んでるみたい。

最近の楽しみは『鎌倉殿の13人』である。ほんとにおもしろい。先週はあまりに衝撃的なドラマを目撃してしまう回で体温が上がりまくってしまった。上総広常を謀反人として殺すことで御家人の心中に権力を内面化させようと規律訓練する頼朝の政治が視聴者と義時をそして画面を揺らしていた。この画面の揺れにクラクラしてしまった。マジか、こいつ、と声が出てしまったものな。しかし、その公開処刑が起こることを知っておきながら止めることなくそうなる運命としてもはや受け入れてしまっていた義時はその権力により強く適応していた…という流れも本当に悲しい。権力というものはアーキテクチャなのだ。そう仕向けられるのだ。放送後のTwitterで「ほんとなんで源氏が三代で終わったのかよくわかる大河になりそうだ」というツイートをしている方がいて、深く頷きました。ほんとにそうなのだろうね。そして、『鎌倉殿の13人』は今週もやっぱりおもしろい。巴御前木曽義仲の最期と一ノ谷の戦いを描く回でした。いよいよ義経劇場の開幕であります。戦いが始まったことでアイデンティティを取り戻す目がキマリまくった菅田将暉が良い(私としてはパンプキンポテトフライ山名さんにしか見えなくなっている)。断崖絶壁を駆け降りるシーンを直接描くことなかったのだけれど、前後のシーンは良かったですね。しかし、もうちょっと迫力ある合戦のシーンがほしいところだ。タッキー大河ドラマ義経』の逆落としのシーンを観てみたのだけれど、駆け降りるシーンを十分撮れていたし、脚本の妙を愉しむドラマであるとは理解しつつも流石にここらへんは頑張って欲しかったな、と思ってしまった。けど来週も楽しみ。aespaのcoachell出演をYoutubeで漁る。Winterって限りなく超越に近いのだけれど、その一線は越えないでちゃんと人間なのだよなあ、とふと思う。かわいい。かわいいのだ。K-POPって超越と人間の境界を行き来するギャップが魅力であるだろうけれど、Winterはずっと人間の可愛さのところにい続けている。ステージ上でもニヤニヤしてるのとか素敵だもん。マイク・ミルズ『カモン カモン』を観た。静かな優しい映画でした。

下北沢駅に着いたら雨が降っていたので、とりあえず三省堂に駆け込む。ぐるっと一周してから、『MUSICA』羊文学インタビューを読んだり(『our hope』良かったですよね)、f:id:You1999:20220428033356j:imageあー雨が降っているなあと窓から外をを眺めたり、iPhoneを撫でたりした。ちゃんと長い傘を差している人、折りたたみを持ってきていた人、雨に打たれながら走り抜けていく人。耳ではトータルテンボス。最近はずっと『トータルテンボスのぬきさしならナイト』を流していて、この1ヶ月聴き続けてきてやっとep81.までこれた。聴いていて思うのだけど、藤田さんの声の感じってめちゃかわいいのですね。「うん」「でさあ」「なんつって言って」とか本当にかわいいと思う瞬間がちょいちょいある。まさに“愛くるしい”のだ。喋り方が私の叔父の雰囲気に似ていたりもする。聴いてみたらわかると思うのでぜひとも聴いて確認してみてほしい。大村さんもとても余裕のある人で憧れてしまう。おぎやはぎオカモトレイジ 、マヂラブ村上、IZ*ONEへウォンとかもその枠。私も余裕でありたい。藤田さんがモランボン『悪魔の肉鍋』をめちゃくちゃ美味いから食べてほしいとおすすめしていた。

www.moranbong.co.jp

食べてみよう。もつと豚バラでこってこてにすると良いらしい。ふーんと思いながら折りたたみをバサッと開いて北沢タウンホールに向かう。自転車が倒れている。警官とすれ違う。毎回思ってしまうのだけれど、ディスクユニオンを見て、あれ、ここにあった古書店ビビビってまさか潰れてしまったの!と一瞬驚いてしまう。で、少し先にビビビを見つけて、あ〜そうだよね〜と安堵する。北沢タウンホールの入り口にはもう列ができていた。検温は手首なのでおでこより安心。前から3列目の端っこ。漫才2本に、カオスなコーナーという構成で、まあ楽しかったのだけれど、願望を言えば、最後にあと1本くらいは漫才をやってほしかった。コーナーについてもかなりアバウトなもので、もうちょっと練ったものを提供してほしかったな。なんだか不満を垂れ流してしまうのだけど、全体的には満足なはずです。真空ジェシカとカナメストーン仲良さそうでおもしろかったし。私はまだママタルトについてはその魅力にハマっておらず、面白さがよく理解できていない。それは触れている時間が少ないというのもあると思うし、わりときれいな漫才なので、どこかで意味不明な飛躍が欲しいとも思ってしまっているからかもしれない。真空ジェシカはあっちこっちいろんなとこらに飛んでいくのだけれど、一本筋が通っていてすごい。電車のなかで、江國香織『なかなか暮れない夏の夕暮れ』

を読む。代々受け継いできた土地を持っている50歳の男が主人公。随所に金持ちなんだなあ、というのが見え隠れしていて、それが単なるお金の問題ということだけでなく、子供の頃から文化資本的に豊かで、それが身体全体に染み渡っている人という感じであって溜息がでる。この固定化された階層というか、ディスタンクシオンを感じてしまう物語に、『なかなか暮れない夏の夕暮れ』っていうタイトルすごいな、と思う。

帰ってきたら、ちょうどベボベ小出裕介による『小出コスモ』が始まっていた。高校1年生の夏期講習、失恋に傷心している柴咲コウ似の塾の先生とMr.Children『NOT FOUND』を聴いたという話をしていた。瑞々しい。こいちゃんの思い出ってなんでそんなドラマみたいなネタばかりあるのでしょうね。あとは例のバスケ部のやつにミスチルを借りパクされたという話もしていた。学外での絶対的な無敵感と学内での絶望。古谷実の爽やかバージョンみたいだ。美容院苦手な話もしていた。私も美容院苦手。喋るの禁止な美容院とかあれば行ってあげてもいい。雨が降っている。風も強い。低気圧で頭が痛い。

金曜日。図書館で藤田憲右『ハンパねぇ!高校野球』を借りる。

私はもうトータルテンボスにどっぷり浸かっている。図書館から帰ってきて、2004と2005の『M-1グランプリ』を観る。トータルテンボスってマジでカッコ良すぎますね。なんたって背が高いのだ。背が高いのはカッコいい。藤田さんとか腰からチェーンぶら下げてますからね。ハンパねぇ!なのです。トータルテンボスが18年経ってもまだやれているの美しいことですね。ピスタチオ、うしろシティ解散とリヴァプールはクロップの契約延長の報せを受け取る。大物代理人であるライオラが死去したとの報せもあった。この何ヶ月かのものはフェイクニュースであったけれど、今回のことは真実であるらしい。サッカー市場に大きな影響を及ぼしそうである。ポグバはどうなるだろう。