昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

一人きり電車に揺られ なんだかなって思って


TWICE "I CAN'T STOP ME" M/V

なんだか最近のことを全く思い出せない。何かあったし、していたはずなのだけれど、ぼんやりとも浮き上がってこない。YouTubeでTWICEの動画ばっかり見ている気がする*1。書きながら思い出そう。とりあえずアニメの話をしてみる。『呪術廻戦』第7話を観た。五条先生の瞳が話題になっていたから急いで再生したのだ。海外の反応を覗いたりしてみると、ケイティが歓喜していて可愛かった。目隠しを外すと綺麗な青い瞳が現れて領域展開。メタフィールドをダークフィールドで書き換えるといったような『ウルトラマンネクサス』の感じを思い出した。子ども時代のヒーローっていったら僕はやっぱりネクサスだ。周りのみんなは『仮面ライダー電王』で盛り上がってた気がする。電王は観ていないので全然わからない。たまに観てみたいな〜と思ったりもするけど、なかなか観るまでに至らない。話を戻すと『呪術廻戦』は『冨樫 義博』『BLEACH』『NARUTO -ナルト- 疾風伝』といろいろ入っているわけだけど、第5話で『ドラゴンボール』も出てきてビックリした。日本の漫画、アニメを横断しまくっていて、今はいいけど、これからゴチャゴチャしないのかなぁと思ったりもした。ハライチ岩井勇気が「あの五条の目は中村悠一の声じゃないよね」と言っていてそれなんかわかるなぁと頷いた。今の僕には青い瞳よりもウィリアム・ジェームズ・モリアーティの赤い瞳のほうが最高に美しくてトキメク。真っ赤な血(死)を見つめているあの目を見つめ返すということはそのまま悪魔との契約を意味していて、その契約をうまく履行することができれば他の命を奪うことができるのだけれど、一方、契約が結ばれずに不履行ということになると、それは翻って自らの命を差し出さなければならない。階級社会の貴族たちとはそもそも契約が結ばれることがないので、悪魔と契約しようとすることはそのまま一方的に死を受け取ることなってしまう。シャーロック・ホームズはその悪魔の目を見つめ返すのではなくて、その目が眼差している方向を見つめることで優位性を保とうとするという素晴らしい第6話を観て興奮しました。『憂国のモリアーティ』は今期ベストアニメだと思う。それともう少しで『進撃の巨人』が始まるので楽しみだ。進撃の“人間の暴力性の物語”ってところが、この前観た『異端の鳥』という映画と共鳴していたのだけれど、この作品の描き続けるものがあまりにも凄まじくて映画を体験することの責任のようなものを突きつけられてしまった。痛くて、酷くて、怖くて、途中目を瞑ってしまうシーンもあった。何かを見るということにはそれ相応の責任も伴うのだという当たり前のことを力強く映像にしている。とんでもなく映画だった。

ぼくだけのぶちまけ日記 (STAMP BOOKS)

ぼくだけのぶちまけ日記 (STAMP BOOKS)

 

ユーモアに溢れた日記をめくる。どれも個人的なことばかりで、誰かの物語を垣間見るということはとてつもなく面白いのだ、ということを実感できる。しかし、この日記に何度も何度も出てくる「あのこと」という言葉の中身が明らかになるにつれて、誰かの物語に入り込むことの苦しみと責任が浮き彫りになる。作者であるスーザン・ニールセンがこの物語のテーマを思い浮かべたのは、現実の高校銃乱射事件の悲劇を描いたワリー・ラム『The Hour I Fish Believed(信じることを知ったとき)』を読んだときだったそうで、その本の中にある一文「犯人のひとりに弟がいた」という記述に呆然としたとあとがきに書いてある。その犯人の弟に迫ったのが『ぼくだけのぶちまけ日記』であるのだけれど、もちろんこの本は現実の事件ともワリー・ラムの本とも関係がない。着想を得ただけで、全く切り離された本であって、独立したものだ。現代は誰かの物語に入り込むということ、入り込んだような気になることということが、容易になってしまったので、何かに触れることはそれほどの痛みや責任が伴うことを感じなければならない。もちろん、喜び、笑いなどなど、いろんなポジティブな感情もめちゃくちゃにある。『ぼくだけのぶちまけ日記』でも面白いところはたくさんある。

「次の練習は火曜日だからね。絶対来てよ、ガスってるからさ」

「ガスってるって?」

「気体。つまり期待してるってこと」

っていう会話なんてとっても楽しい。「ガスってる」をどこかで使えないかと日々考えている。中田いくみさんの装画も素晴らしい。線は柔らかく、けど目のシャープさは人間として生きることの力強さみたいなものを描写していて素敵だと思う。どうやら中田いくみさんは8月から台湾で暮らし始めているらしい。台湾での近況などをTwitterで報告されていて、街並み、食事、そのほか素敵な風景になんだか和む。木にフラフープざたくさん引っかけてあるのも台湾らしい風景だそう。かわいい信号とかもある。

「台湾っていいよなぁ」と思うことが最近多々ある。僕は1回だけ台湾に行ったことがあるんだけど、正直なんにも覚えていない。なんにもというのは言いすぎでちょっとずつは覚えているんだけど、写真も撮っていないし、店の情報なんてのもほとんど調べずで、どこで何を食ったとかもぼんやりしている。バナナマンと同じ店に行きたい!ということから、おんなじ牛肉麺を食べたということだけはかろうじて覚えているくらいで、


#9-3「牛肉麺」バナナTV 台湾編 イマドキ女子のビューティー旅

あとは少し肌寒かった日本から台湾の地に降り立つとモヤ〜としためちゃ嫌な暑さと気温差でなぜか鼻水が止まらなくなってティッシュ片手にしばらく歩くといったことぐらいしか思い出せない*2。台湾の小説も気になっているものがいくらかあって、

自転車泥棒

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  • 作者:呉明益
  • 発売日: 2018/11/07
  • メディア: 単行本
 
歩道橋の魔術師 (エクス・リブリス)

歩道橋の魔術師 (エクス・リブリス)

  • 作者:呉明益
  • 発売日: 2015/04/24
  • メディア: 単行本
 
冬将軍が来た夏

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  • 作者:甘耀明
  • 発売日: 2018/06/19
  • メディア: 単行本
 
次の夜明けに (現代台湾文学選1)

次の夜明けに (現代台湾文学選1)

  • 作者:徐嘉澤
  • 発売日: 2020/09/19
  • メディア: 単行本
 
いつもひとりだった、京都での日々

いつもひとりだった、京都での日々

  • 作者:宋 欣穎
  • 発売日: 2019/11/06
  • メディア: 単行本
 

読もう読もうと思いながらもなんとなく遠ざけてしまっている。台湾はいいよなあ。なんたって台湾にはオードリー・タンがいるんだぜ!天才だ!天才!オードリー・タンが無双しまくるNetflix制作ドラマとかあったら絶対観たい。天才が勝ちまくるものだとNetflix『クイーンズ・ギャンビット』を一気に観てしまったのだけれど、これがめちゃ素晴らしくて最終話とかエグかったよ!!観たほうがいいよとかいう本当にくだらないことを言ってしまいたいくらいにオススメ。口元で手を組むというポーズは碇ゲンドウからベス・ハーモンへと移行されました。ちょーエレガント。f:id:You1999:20201121190437j:image水曜日。野木亜紀子が脚本の『罪の声』を観た。面白かった。膨大な情報がストーリーに組み込まれて整理されて進んでいくのは気持ちがいい。しかし、映画はやはり撮ることであるから、その点だと微妙な感じだ。宇野祥平のあるショットが照明の素晴らしさもあって画としての凄みがヤバかったんだけれど、それ以外は映画の“撮る”という面白さが全くなくて、ショボいショットばかりだったのが残念だった。小栗旬がロンドンに着いたとことか最悪だった。撮ってるだけっていう。次の映画までの間に『M-1グランプリ2020』準決勝進出者を確認する。めちゃくちゃ落ちてるーーーけど、めちゃくちゃ受かってるーーーという変な気持ちなる。とりあえず、ニューヨークと金属バットとマヂカルラブリーロングコートダディが受かっていてくれて良かった。みんな各所でM-1のことを話しているけれど、誰が受かった落ちたの話をYouTubeラジオでしっかりしている金属バットがなんかとっても良かったし、それを聴けて嬉しかった。ほんとに決勝行っちゃって欲しい。


金属バットの声流電刹 第43回

それで時間がきて、沖田修一『おらおらでひとりいぐも』を観た。

you18892.hatenablog.com

これは傑作。今年ベスト級だ。サイコゥ!サイコゥ!サイコゥ!クリストファー・ノーラン『TENET』ってまだやってんだなぁと映画館で思った。多分もう観ないだろうなぁとは思うんだけれど、その夜テレビ東京『チマタの噺』で岸井ゆきのクリストファー・ノーランのこと大好き!と言っていた。『インターステラー*3が特にお気に入りらしい。映画クレジットに出る映像翻訳者・アンゼたかしさんがカッコいいということで、「好きな本は何ですか」とか聞いていて、アンゼさんは『どこからお話ししましょうか』を挙げていた。翌日、2冊を買って帰宅。

どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝

どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝

 

木曜日。『アメトーーク』スニーカー芸人2020を観る。カッコいいスニーカーが登場しまくりで全部欲しくなっちゃう。いろいろあったけど、窪塚洋介着用のディオール×ジョーダンコラボのAIR DIORと


窪塚洋介、ディオール×ジョーダン ブランドの夢コラボ「AIR DIOR」を最速試着!

RGが高校のときに履いていたというZX1000レトロがいいなぁと思ったり。

shop.adidas.jp

この設楽さんの格好が全部いい。僕はとにかくスニーカーが欲しくなっているのかもしれない。けどその金があったら、マンガ買うか、本買うか、映画観るか、を選択しちゃうよなぁ。金持ちになりてえ…いや、別に金持ちになりたいわけではない。金が欲しいだけだ。

uptodate.tokyo

金曜日。2022年 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の源義経役が菅田将暉に決定!というニュースが!!めっちゃいい!!!儚ければ儚いほど美しくなるという存在を菅田将暉がやるの最高すぎだ。『溺れるナイフ』で髪の毛一本にまで神を宿していたあの美しい人間が源義経として散っていくの楽しみだし、それと同時に、『そこのみにて光り輝く』のときみたいな菅田将暉の汚い犬としての側面もめっちゃ期待だなぁ。すげえ適役だ。


OKAMOTO'S - History (Lyric Video)

NHK『シブヤノオト Presents LOVEライブハウス』コロナ禍でライブハウスはどうやって対策してきたのか、これからどうするべきか、ライブハウスとはどういう存在かというのをやっていて、そこでいろんなミュージシャンがコメントを残していたんだけど、OKAMOTO'Sのショウさんが

(ライブハウスは)やってることを変えるわけにはいかないじゃないですか。結局。そうすると存在自体が変わっちゃうから

って話していて、さすがだなぁと思った。ライブハウスという存在の自立性、自律性を考えている。ライブハウスというものがどうあるべきかっていうのを考えていて、国からのサポートとかはもちろん必要なんだけれど、そのなかで自立するために、自分たちの中でしっかりとルールを作って、自らを律することで、ライブをできる空間を作り出していくっていう話をしていて、それでもライブハウスというもののその存在、独立性を保つために基本的にはやることを変えてはいけないし、そうなると、

ショウ「だから、本人たちが1番、出るバンドのこともお客さんのことも大事にしたいはずなんですよ。1番愛してるから。その人たちがライブハウスに来ること自体が、本人たちが危険になってしまう。いちばんやりたいことがいちばん愛する人を傷つけるみたいな状態にもどかしさを覚えるだろうし、その身動き取れなくなるんじゃないかなっていう難しさじゃないかなって思います」

っていう難しさがあるよねって話をしてて、うーん、難しいよね〜となった。それで、じゃあやることを変えないでいくにはどうしたらいいのかってことで、そのあとにキュウソネコカミのヤマサキセイヤが

3密って表現されてしまったんですよ。ライブハウスの楽しみ方が。

って話してそのライブハウスへのレッテルを『3minutes』という新しい評価で塗り替えるとか、3密の別の評価軸を作ってライブハウスの独立性を守っていくっていうのも熱かったし、こうやってひとつの物事のいろんな見方を作っていくのが自律(自立)性だよなぁとか思った。良さっていうのをつないでいかないといけない。あるところから見たらそうだけど、別の側面を見るとこうなるっていうのを書いてるのが伊藤亜紗さんだったりするから、いま読むべき本を書いている人なんだなぁとかも思った。キュウソネコカミも基本ふざけんてのにたまにめちゃくちゃカッコいいこと言うから良い。でも、ほんとより良い社会を形作るにはこういう文化の根っていうのはちゃんと繋いでいかないといけないからみんなで助けていかないとねえ。f:id:You1999:20201123001952p:image『有吉ぃぃeeeee!』FIFA回は全部好き。先週と今週は、矢作の代わりに小木が*4、そしてチャンサカも来たので最高に嬉しい。小木博明は本当に口が悪い。元日本代表への敬意のかけらもなく、名波に「ったく、何してんだよ」とか平気で言えちゃうのヤバイな。それだからめちゃ信頼もあるという。チャンサカは結構うまかったのに、一回のミスでみんなに責められていた。2人とFIFAしたい。けど、PS5とか買ってしまうと生活があっという間に破綻しそうだ。宇内アナのゲーム実況とかで満足しておこう。 気がついたらNiziUの動画がたくさん上がっていた*5。あ〜もう12月だ…。なんだか年が終わるということを意識すると焦ってくる。


NiziU(니쥬) Debut Single『Step and a step』Teaser 1


[NiziU LOG] Q&A Vlog


【COVER GIRLS】NiziUがminiにやってきた♡【一番かわいい顔見せて】

 

*1:基本的にナヨンばっかし出てくるのでそのまま推しになってしまう。I CAN'T STOP ME状態のキャンセルしてくるやつとかは本当にもうgood night

*2:この状況は誰も悪くないんだけど、なんか機嫌悪くなりますよね。鼻水が止まらない花粉の季節は来て欲しくない

*3:インターステラー』は僕も大好き

*4:矢作は『恋する母たち』ドラマ撮影

*5:動画を楽しく観るんだけど、そのたびに「ミイヒがいない…」という気持ちになる。マヤも体調不良だというし。周りにいる大人が「大丈夫だよ」と言ってくれていることを願う