昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

ゆらり涼しい風も踊る

f:id:You1999:20210503170732j:image金曜日。友達と焼肉を食べながら、サッカースーパーリーグの話とか、CLの決勝はどことどこになるだろうかとか、シンエヴァ観てないの?と罵られたりとか、有吉と夏目ちゃん結婚報告の怒り新党よかったよねーとか、スカッとジャパンって全然スカッとしないからダメだよねとか話して、俺はもう進撃の続きを読まないと終わりだ…と呟いたら、貸してあげるよと言ってくれた奴がいて、それで私の家には今『進撃の巨人』29巻〜33巻がある。そして、ありがとうという気持ちを込めて並べてから、それは借りたその日に読んだのでした。やべーよなー。とにかく30巻はすごかった。本当にすごかったしかない。これはバーリンの「積極的自由と消極的自由」の話だったのかもしれないなあと思ったり、これは公共性や能動と受動というものなども考えなければいけないのでは?と思ったり、とんでもないものを読んでいるぞ!と脳が痺れてしまう(安直にユダヤとか考えてしまうけど、ここはもう少しその先に踏み込みたいところですね)。個人的にはアニが復活したのも嬉しいことなのでした。めちゃリアリストとしての視線に魅了されるし、頬を赤らめるシーンはキュートであって、何十巻も眠っていたなんて本当にもったいないキャラクターだ。アニ大好き。部屋に閉じこもってしまった誰かに向けて、届いているかわからなくてもずっと声をかけ続けてそれがかすかに届いていたという、このアルミン(ベルトルト)とアニの物語は美しくて、『進撃の巨人』にとって重要なものですよね。

liberty fromなのかliberty toなのか、エレンはまあ積極的自由になるのだろうけれども、そこでアルミンが

君のどこが自由なのか

と言ったりと。エレンは能動的な(進撃する)存在ではあるけれどもそれと同時に受動的な能動なのだよなあとマジで諫山さん…。めちゃ勉強し尽くしている人だし、これを1巻の時点から計算しているの凄すぎ!と唸るばかりです。

ちょっと色々思考しなければならないような気がするけれども、それにはちゃんと文献に当たらないといけないよなーと思うし、それは今はちょっと大変だし、中途半端なことは言えないしで面倒なので、6月くらいまでは進撃一時停止。ちょー面白い『進撃の巨人』ですが、最終巻は「幻の第1話・第2話のネーム」収録の小冊子が付く『Beginning』と、「第138話・最終139話のネーム」収録の小冊子が付く『Ending』の2種類が販売されるそうで、その販売方法は最悪ですね。どっちも欲しいに決まってる。焼肉を食べていたせいで、『Mステ』YUKI歌唱を見逃す。CDTVのやつも見逃す。

『大豆田とわ子と三人の元夫』第4話にきて、急激に面白くなって震えました。石橋静河ショーであり、松田龍平ショーであり、市川実日子ショーであって、木皿泉『すいか』も見え隠れしてましたね。“キュン”がたくさんありました。これから面白く観られそうで火曜日が楽しみになってきました。

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』第4話を観る。やっぱりエピソードそれ自体はなかなか軽い。軽いというか、ちょっと重すぎて軽く見えるような感じだ。練と音の周りにある世界をあまりにも悪く描きすぎているとも思う(第4話に関してはそう思った)。けれども引き込まれて、グッと感動できてしまうので、坂元裕二恐るべしである。面白いドラマだ。坂口健太郎森川葵に「契約しよ?」と言うところは、え、魔法少女になっちゃうのーって思っちゃいますよね。坂口健太郎は手がデカくて良いです。『魔法少女まどか☆マギカ』最新作が発表されたので楽しみですねー。

ミイラ記事。らいみのきじ。

www.bbc.com

www3.nhk.or.jp

水曜日。『ローカル路線バスvs鉄道 乗り継ぎ対決旅』の新作が久しぶりにやっていたので観た。第8弾で熊本城~長崎・平戸城太川陽介率いるバスチームは乃木坂46の高山一実とお笑い芸人プラス・マイナスの岩橋。鬼軍曹・村井美樹率いる鉄道チームはNGT48の中井りかとにかく明るい安村という布陣。とにかくこの番組は太川と村井の戦いなのだ、ゲストに来た人たちは彼らのご機嫌をとること、その熱量に耐えられるかどうかということを強いられるわけだけれども、みんな偉かった!軍曹にしごかれながらも最後に「悔しい!」と言える中井りかさんめちゃ良い人でしたし、岩橋も頑張ってたなー。この番組に出演するひとはみんな偉いのだ。とにかく河合くんと嶋佐のコンビを待望していまする。『空気階段の踊り場』をタイムフリー。エロ虫裁判。高裁と最高裁。もぐらノリノリでかたまりを追い詰めるのサイコゥ!サイコゥ!サイコゥ!ときに息継ぎの好きとはなんだったのだろう。不思議。岡野さんも来てくれて嬉しい。

『声春っ!』第2話を観る。金村美玖のクールツッコミキャラと優しい寮母さんのおたけ好きです。それと平野綾のドラマでもありますね。そのあと『東野・岡村の旅猿19』も観る。先週から持田香織がゲストに来ていて、これでもう10回目だそう。北陸 満喫の旅ということで、今週はめがねミュージアム福井県立恐竜博物館に行っていた。持田香織がフハハハハハッと笑ってくれるので2人とも嬉しそう。良い。眼鏡をたくさんかける遊び楽しそうだったなー。ゴールデンウィークには第1回目の北海道・知床ヒグマを観ようの旅を観ました。

コロナ禍が終わったら、みんなで旅行とかに行きたいなあと思った。それか、宿に引きこもってNetflixドラマを観まくるとかも良いかもしれない。『旅猿』では、『ウォーキング・デッド』とかやってましたよね。

藤原さくらラジオをタイムフリーで聴いてRAY WONDERをすきになる。

グッド・ミュージック・プラス

グッド・ミュージック・プラス

 

藤原さくらが全ての入り口になっています。

金曜日。大石静『あのときキスしておけば』第2話を観る。すごく笑える変なドラマだ。明らかにおかしいことが起こるの、その2分後にはそれを忘れたかのように登場人物が振る舞っていて、全くおかしいのだけれども、笑えてしまうのは井浦新松坂桃李の力ですし、金曜日に放送されるべきドラマです。良い。

土曜日。和山やま『女の園の星』2巻と新潮06月号の千葉雅也『マジックミラー』『オーバーヒート』を読む。『女の園の星』マジで笑ってしまう。卒アルを見られたり、勝手にシールを作られたり、最悪なことがどんどん発生するのだけれど、星先生はローテンションのままで淡々と進められていくのめちゃ笑ってしまうよな。私もクワガタボーイ発見して、5億円とかゲットしたい。好きなコマは

「中村先生といえばこないだ夜中に公園で酒飲んでるとこ見たわ」

「そんな奴が倫理教えてんのかよ」

です。最高にひっどい会話だけど、それが良い。気怠さが漂っている。星先生、既婚で娘さんもいるのビックリしましたねー。松岡さんのエキセントリック漫画は単行本化してほしい。

新潮 2021年 06 月号

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  • 発売日: 2021/05/07
  • メディア: 雑誌
 

村上春樹が短編は原則としてどこまでも手直しして、完璧な文章にするべきだけども、長編小説の場合、文章の磨き上げる作業をあんまりやりすぎると、読者が読みずらくなるので、適当にふっと抜くところって必要だと言っている通りに、短編『マジックミラー』のほうは眼差し(見る/見られる)に貫徹された物語が密度ものすごい文章によって編み込まれている。そのために、すごいモノを読んだな…という実感があるのだけれども少し疲れてしまう感もあって、私には『オーバーヒート』のような疲れないで読めるものが今は合っていると思った。最後の友達に会いにいくシーンがすごく良いです。『デッドライン』から続けて読むとカタルシスがすごい。

夜。『バルセロナvsアトレティコ』でも観るかあと思ってたら、小山田壮平ツイキャスが始まった。

今日はね、バルセロナにとって重要な日で。あのー、今日勝たないといけないんですよ、もう試合始まってるんだけど、でも、ひとつの理由は自分が見ると苦戦するんですよ、そういうのもあるし、なんだろうな、今日ちょっと1人合宿をしていて、良い曲書きたいなと思って、まあ要するに、1人なんでお酒を飲むじゃないですか、お酒飲むとなんだろうな何も浮かばないし…

〈中略〉

この曲やろうかあの曲やろうかと思っているうちに試合時間が来て、今もうね、闘ってるんだよ!彼らは!!

美しい声。美しい人間。小山田壮平にはずっと笑っていて欲しいし、メッシにも笑っていて欲しいしね。メッシ。昨年は移籍させてあげて欲しいなあと思っていたけれども結局はバルセロナにいることが最も幸せに繋がるのかもしれないとも思いますよねー。どうなるのが1番良いのやら。わからんです。ネイマールバルセロナに帰還するのかと思いきや、PSGと契約更新してしまうし、わけわからんです。残念です。オードリーANNを聴いて寝て*1、朝起きてトム・ブラウンANN0を聴いた。

日曜日。バナナマン不在の『2億4千万のものまねメドレー』を観る。ミラクルひかるはすげーとなりました。西川美和『スクリーンが待っている』と國分功一郎『中動態の世界』を読み始めた。西川美和は『半径5メートル』第2話での芳根京子のように潜入をしていた。

 

*1:若林正恭の頭痛トーク好き