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『セルティックFC・ジャパンツアー2023』at 日産スタジアム

f:id:nayo422:20230720001723j:image日産スタジアムにて開催された『セルティックFC・ジャパンツアー2023』横浜F・マリノスvsセルティックFCを観戦。6-4、両チーム合わせて10ゴールを記録するなどオープンな展開で大いに盛り上がったのだけど、来場者数は20,263人…日産スタジアムでは今季最少だったという。セルティックが日本ツアーを開催したのは、2021年までマリノス監督を務めたBOSS(アンジェ・ポステコグルー)と彼がJリーグから呼び寄せた日本人選手の存在があったからだろう。しかしながら、周知の通り、BOSSはプレミアリーグトッテナム・ホットスパーFCに栄転してしまったし、正直なところセルティックに所属する日本人以外の選手に名の知れた選手がいないということも集客に影響しただろう。結局のところ、前田大然や岩田智輝といったマリノスからセルティックへと旅立った選手たちが顔を見せに帰ってきてくれるのを目当てに観戦するコアなマリノスファン向けのイベントになってしまったのは否めない。また、平日開催でこのマッチに見合った値段設定かと言われると微妙な感じもある。2回席はほとんど空席で、1回席にもちらちらと空席。しかし、であるからこそ最前列での観戦もできる貴重な機会ともなりました。

目の前で古橋がアップし、旗手と岩田がクールダウンする。もともとJリーガーであって、かつてであれば見るチャンスはたくさんあったはずの彼らをそこまでの情景の念を抱き見つめるのは不思議な感じもするけれど、海外で活躍している選手という選ばれし存在の希少性をやはり感じる瞬間は多々あった。海外で活躍しているその身体的な屈強さは他の選手と明らかに違うものであったし、陳腐な言葉になってしまうけれどオーラを感じるシーンも多分に確認できた。

また、前述の通り、ポステコグルーはトッテナムへの栄転によって不在だったのだけれど、その不在を感じさせなかったのは6-4(合計10ゴール)という記録がなによりの証左だろう(不在を意識することは意識化に彼がいることをより鮮明にする)。ポステコグルーがアタッキングフットボールをチームスタイルとして確立させたマリノスセルティックだからこその試合展開だったのだ。前日、ポステコグルーによるトッテナム初陣、ウエストハム戦においても2-3という多くのゴールシーンを提供し、なによりトッテナムのシュート数30本というのも凄まじいデータも流石である。まだプレシーズンであって、ポステコグルー戦術がプレミアリーグでどこまで機能するのか、細部のデザインがどこまで行われるのかなど注目すべきところは多くあるだろう。また、この試合で先発してハットトリックを達成した大然と、一方で後半途中から出場し「何もできなかった…」と悔しい思いをした古橋とのポジション争いも楽しみである。マリノスは、直近の2試合で敗戦を喫し嫌なムードであったけれど、4失点したものの6ゴールというのを好材料と判断して(宮市の2ゴールも見れたし)、次のシティ戦に向かってほしい。

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