昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

みんなで集まってテレビを見てた

f:id:nayo422:20230531012030j:imageスティーヴン・スピルバーグ『フェイブルマンズ』劇場公開終了からもう1ヶ月ほど経っているけれど、未だに興奮している。これを観てしまったから新作映画を観る気が失せていると言ってもいい。とにかくもう一度劇場で『フェイブルマンズ』を観たい。お気に入りのシーンとしては、やはりジョン・フォードと邂逅するラストシーンである。本当にドキドキして、胸が熱くなった。興奮した。最高である。地平線の位置をフォードが指摘し、カメラが上に向くラストショットは、本作が映画というものは「撮影」と「編集」であることを示したのと繋がる。撮りたいもの以上のものを撮ってしまうこと、そして、作為的に撮らえることが可能であるということである。映画というものは虚構なのだけれど、その虚構に魅了されたが最後、現実にもその情動が染み出してくることの暴力性をも表出させたのである。円形や直線、曲線が重なり合い、手前と奥で動く物体など、画面設計も抜群であって、もう本当に映画としてマジで面白い。最高。150分あるとは思えない。学校での上映シーンでは、多くのひとがそうであったと思うのだけれど、大童澄『映像研には手を出すな!』を思い出した。f:id:nayo422:20230531013949j:image現実と虚構の交錯さえも見出してしまうのにも『フェイブルマンズ』と『映像研』がリンクするところを見ることができる。ぐあー、最高である。

さて、5月も後半だ。最悪である。最近は暑くなったり、寒くなったりと何を着ていいのかわからないので、毎朝、コットン西村の衣装予報ツイートを見てからドアを開け、外に出ている。本当に助かっている。

土曜日。『THE SECOND』を観た。素晴らしい大会だった。トップバッターが金属バットもよかったし、みんなよかった。毎年とはいかなくても気が向いたらニューヨークにも出て欲しい(まだM-1出れるけど)。THE YELLOW MONKEY『バラ色の日々』も素敵でしたね。

『あざとくて何が悪いの?』に嶋佐がVTR出演。もう2週間前から焦らされていたので、ようやっとの登場である。ダイタク大さんとトレンディたかしさんと芸人ノリ合コンを披露していたのだれど、まあ本当にVTRドラマとしてはいらないシーンだったので、嶋佐がこの番組にハマっていることの証左であるなあ、と実感しました。ぜひ近いうちにニューヨーク回をやってほしい。

月曜日。『突然ですが占ってもいいですか』ニューヨーク出演も観た。とにかく嶋佐が楽しそうでハッピー。最近の私は嶋佐が嬉しそうだと嬉しい。

火曜日。モーニングコミックスから田島列島『みちかとまり』と町田洋『砂の都』

が刊行。嬉しい。『砂の都』は空白を存分に使った世界観と想像力の広げ方に感動してしまった。建物と記憶というテーマはありがちではあるけれど、一巻完結ものとしての軽さがいい。田島列島『みちかとまり』は私の生活圏内にある本屋さんには置いていなかったため、数日遅れでの入手になった。かなり待望の新作だろうに、なぜ流通が少ないのだろうか。不思議でならない。まだ1巻であるので、これからである。

『華大さんと千鳥くん』にニューヨークが出演。ビックリしたのだけれど、高校生の認知度ダービーでニューヨークがほとんど知られていなかったのに愕然としてしまった。f:id:nayo422:20230531014705j:image私の高校時代のヒーローだったのに…ざんねんである。テレビむちゃ出ているはずなのに。今の高校生はテレビを観ないというのは本当なのだろうか。それとも私がニューヨークばっかり観ているだけで、そんなにテレビ出ていないのだろうか。

cero5年ぶりのアルバム『e o』

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を聴く。髙城晶平さんは量子論だったり、時間とは何か、実存とは何かというテーマについて最近は思考されていると思うので(POPEYE Webなんかでもそんな話してましたよね)、それらの蓄積が音楽として結実されたような感じであり、時間の内を漂うような音楽である。

金曜日。『Mステ』でIVEを観た。『WAVE』なかなか好きかもしれない。そして、再確認するように、ガウルが良いと思ってしまう。IVE 아이브 'WAVE' MV - YouTube 『I AM』『Kitsch』も好きだった。NewJeansやLE SSERAFIMと違って、K-POPってこれだよねぇっていう王道の感じがある。その真ん中をゆく強さとしてはやっぱりウォニョンという存在があるのだと思う。すごい。

土曜日。楽しみにしていたマイケル・B・ジョーダンクリード 過去の逆襲』を観た。ダメだった。残念だ。1がめちゃくちゃ面白くて、2がダメで、しかし、3になればまた面白くなるんじゃないかと謎の期待をしていたのだ。