昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

西通りを過ぎれば

f:id:You1999:20220510170245j:image車のこと全然知らないのだけれど、わたしが自分の車を持つとしたら、フォルクスワーゲン ゴルフ カブリオがいい。『おぎやはぎの愛車遍歴』持田香織のゲスト回を観てから私もこれがいいなあとずっと思っている。オープンには一生しないで乗ることになるだろうけど。持田香織は15年ずっとこれに乗り続けていたらしい(今はどうかわからない)。彼女にとって車とは“友達”らしい。そりゃあもう15年も一緒にいたらそうだよね。しかし、別れはあるのでしょうか。そうなるとかなり寂しいのだろうか。ゴルフ カブリオ。『ロングバケーション』の赤い車もゴルフでしたよね。赤い車はカッコいいけれど、わたしには荷が重い気がする。車ね、いいですね。小学生か、中学生のころ、塾の英語の先生がこんな問題を出してきた。「ここに一台の車があります。“a car”、さて、この車は何色でしょう?」という問題。a car、ア カー、あかー、赤、という答え。その先生は愉快な人ではあるのだけれど、怒るとむちゃくちゃ怖くて、誰かが宿題をやってこないとか、小テストで悪い点数だったりとかすると、授業の時間を割いてでも静かに「なんで?」と怒るタイムを開始した。授業中に、ぼーっとしている子にわざと当てて「いま聞いてなかったでしょ」と強引に怒るタイムを始めたりもした。いま思うとなにをそんなにキレまくってんのよ、と思うのだけれど、彼にも教育者たるなんとかがあったのだろうか。いや、ほんとにこわい先生だった。そのために塾を辞めた子も何人かいた気がする。その先生は2年くらいでいなくなった。で、いなくなる日にノートにその先生の格言みたいなものをみんなもらっていた。私ももらった。結局そんなものをもらってしまうのだ。それが子どもだ。宿題もやって、小テストのためにちゃんと勉強して、授業中もぼおーっとしない。そうすれば怒らないのだから、普通に良い先生なのだろうか。でも、怒らないでほしいよ。おおきな声を轟かせる瞬間ビビってしまう。そう、車だ、くるま。車が3つで轟くのだ。

『83Lightning Catapult』の最新回を聴きながらそんなことを考えていた。菅田将暉の車に乗ってドライブした相田が車欲しくなったと話していた。車を買うのってほとんど部屋を買うのと同じような感じだからトキメキがありますよね。

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マックの注文をしたり、ナビを動かしたりする菅田将暉のモノマネを相田がしていたけれど、めちゃ似ていて、ニヤと笑ってしまう。しかし、私はもう車を運転するの無理だろうなあ。免許は持っているけれど、運転できる気がしない。こわい。このまえ免許更新に行った。いろんな年齢の人が一緒になって同じ部屋で同じ方向を見て受講しているのおもしろかったな。ときに、教習所の教官の当たり外れの差が激しいのはなぜなのでしょうか。教官の指導でわたしはもう車に向いていないのかもしれない…と思うことがときたまあった。

シャムキャッツ夏目とカネコアヤノが車探訪している特集があったので、

立ち読みした。ふたりとも車が似合う。カネコアヤノはまだ免許は持っていないらしい。他にもいろいろ本のなかで車が出てきたけれど、カッコいいのばっかで、ふたりのとは少し違う感じ。ふたりが寄り添う車はそんなにめちゃカッコいいわけじゃないけれど、良さげに見えるのだ。シャムキャッツの曲のなかでいちばんすきな『MODELS』のビデオは車に乗って撮られている。シャムキャッツ - MODELS (Official Music Video) - YouTube これほんとに好き。わくわく楽しい気持ちになる。トラック運転を終えて朝方に帰ってきて、夕方には彼女に会えるぞーっと思いながら寝て。昼に起きたら、タモリがブラウン管でイグアナの真似をしていて。夕方には彼女と会って話して。わたしもそんな未来がいい。今週の『ぬきさし』は酔っ払い子どもかわいい藤田の回だった。

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藤田と藤田の奥さんのやりとりも良い。外から見ているには良いけれど、こんな酔っ払いが近くにいたらウンザリするだろうな、と思う。

車のことに戻ると、このまえ図書館で『世界クルマ文化史』というものをペラペラとめくったのだけれど、電気自動車って最近になって出てきたものだと勝手に思っていたんですが、昔からあったことに驚いた。しかも、「実際1910年代にはアメリカにおける自動車販売数のおよそ40%を電気自動車が占めていた」らしいのです。で、やっぱり最初の自動車ができた頃には、法や道路の整備が間に合っていなかった、ということかどが書いてある。しかし、それらが解決されれば車に乗る豊かな暮らしが安全安心に営まれたかというと、そうはならず、やはりそれ相応の代償があって、「法規が平穏に推移したほんの数週間後、哀しいことにブリジッド・ドリスコルは、ロンドンのクリスタルパレスの路上で、自動車に衝突されて英国初の路上での自動車事故死者となってしまいました」とある。さいごには「完全に自立走行しないクルマが造られるのは稀なことになるでしょう」というイーロンマスクの言葉とともに自動運転の近未来的なクルマデザインの絵が描かれていたりするのだけれど、人間が操作せずとも動き出す、これまでとはまったく異なる自動車が出来上がるのに、この本の最初にあった法や道路の整備についてのことは書かれていなかった。

このまえのエントリーにも書いたのだけれど、私はAIと社会みたいな話が好きなのです。まあ、結局AIとは何か?と考えると、ほとんど人間とは何か?という話になるので、私は人間が好きなのかもしれない。今出ている『文學界

大澤真幸×川添愛×三宅陽一郎×山本貴光×吉川浩満「私たちはAIを信頼できるか」座談会が導入としてほんとに優秀なので、おすすめ。「AIは責任を取れるの?」という章があるのだけれど、これが自動運転に関わってくるところで、『世界クルマ文化史』ではすべての車がぶつからないように管理されるようになります、とあったりするのだけれど、万が一に事故が起こったときには誰が責任を取るのか。自動運転車の設計者?衛星の管理者?車に乗っている人?AI自身?もしくは誰も責任を取れないのであって、国民各々がシステムを維持するための責任を?被害者の感情は?とかとか。おもしろい。それで『モビリティと人の未来』

を読み始めた。「自動運転は人を幸せにするか」という副題。この本の第1部5章にある村山哲也「空の世界に学ぶ、自動運転をとりまくシステム」がめちゃおもしろ!でした。おすすめ。航空管制官の立場から空ではもう自動運転が基本であり、それをどうガバナンスしていくかという話をする。そして、それをどう社会が受け入れていくか、という。

自動運転技術はヒューマンエラーを防止し、交通事故数を抜本的に減少させる策として期待されている。しかし、ひとたび負傷者、死傷者が出たともなれば、刑事責任は運転者だけでなくシステムを構築したプログラマーにまで及ぶ可能性がある。原因究明は関係者への免責なくして行えないが、被害者感情を優先する現在の法制度はそれを許さない。交通事故により生命が失われることがない社会を作るためには、集団意思を最大限に尊重し個々の責任追及を放棄する必要があるが、安全構築システムの一部になれと言われて人間は受け入れられるだろうか。

『モビリティと人の未来』村山哲也「空の世界に学ぶ、自動運転をとりまくシステム」89頁

すごい筆力だ。感嘆してしまう。一方そのあとの建築の視点からは、移動というものが機械的になり孤独を創出しないか、都市をおおきく変容させてしまう恐れもないか、など懸念点が挙げられる。しかし、それでもヒューマンエラーによる事故を減少させるための村山哲也さんの話の方が説得的だろう。

AI導入の話だと最近始まったばかりのおぎやはぎのスポーツ番組でも取り上げられていた。【見解】野球界で話題沸騰!宮本慎也と斉藤和巳が審判問題をぶった斬る! - YouTube マジで矢作さんって本当に賢い人なんだなあと思いました。「最終的に個性がなくなっていくのかなあ」と没人格的なことへの言及で締めくくるのとかすごい。スポーツに関してはヒューマンエラーもその醍醐味の一部だろうし、それに伴って、審判との会話が上手い選手や狡賢さも魅力になるかもしれないなど。

人工知能が政治を補佐するというNHKのドラマ『17才の帝国』第2話を観た。1話は、おっ!楽しいのが始まるぞ!と思いましたが、ちょっとこれは面白くはならないかもしれない。あまりにもふんわりしすぎている。あと3話でどうにかなるとは思えない。『ちむどんどん』も微妙だし、今期のNHKは『鎌倉殿』だけだ。

OH MY GIRLジホ脱退の報せを受け取る。お疲れ様でした。んー、しかし、やっぱりおまごる各々のパーソナリティを知れるところまで来ていないのが正直なところだ。美しい曲を大切に聴いていくことにしよう。LE SSERAFIMは続々とさまざまなコンテンツが配信されております。

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ウンチェは本当にギリギリになって加入が決まったのですね。たいへんだ。

私がデビュー組に入った時、他のメンバーたちはすでに振り付けや動線を全部覚えている状態だったので、私がちゃんとしなきゃというプレッシャーがありました。それで「FEARLESS」の振り付け映像を受け取ってすぐ、鏡を見ながら2時間で振り付けを覚えました。

EUNCHAEさんがグループの中で末っ子ですが、年上のメンバーたちがいて頼りになりそうですね。

HONG EUNCHAE:SAKURAさんは温かいロボットみたいです(笑)。いつも静かに寄り添ってくれて面倒をみてくれます。最初に会った時は、「わあ、芸能人だ」と思ったんですが、私がみんなに会った初日に大変そうにしている姿を見て、SAKURAさんが後ろで先生と「どうしたらEUNCHAEさんともっと仲良くなって、力になってあげられるか」という話をしていたということを後になって知って、本当にありがたかったです。

宮脇咲良やさしい。ヨントンのアドバイスをする宮脇咲良にウンチェが「はあ…!」と感激している動画とかよかった。リレーダンスもすきだけど、私は退勤ライブもかなりすきかもしれない。[퇴근길 LIVE 4K] 칼퇴라면 겁날 거 하나 없는 르세라핌(LE SSERAFIM)의 퇴근길 현장🏃‍♀️ - YouTube IZ*ONE『Panorama』退勤ライブみたいに衣装じゃないのでやってほしい。あの動画ほんとに好き。わちゃわちゃ楽しいよね。

水曜日。もうそろそろ心の問題とかじゃなく、時代の閉塞感みたいなものにちゃんとみんなで対処しなくちゃいけないとは思いますよね、と、そんな朝が始まる。このコロナ禍になってからのどんより具合、本当に異常だもの。なんだか憂鬱しんどい。なんとなく、それこそ「唯ぼんやりした不安」みたいなものが常に心奥に引っかかっているみたいなのを感じているひとが多いんじゃないだろうか。マイク・ミルズ『カモン カモン』で「大丈夫じゃないなら、大丈夫じゃないと言おう」みたいなセリフがあったけれど、今それはインターネットの海に放ったところでさらにしんどさ深まるというもので。『カモン カモン』は聴いてあげる映画だったけれど、キアロスタミ友だちのうちはどこ?』はまじで大人が話聞かなすぎてムカつきすぎてしまう。あれほんとになんなの(だから良い映画なのですよね)。いまは江國香織『思いわずらうことなく愉しく生きよ』

を読んでいるのだけど、冒頭ですでにこのタイトルの種明かしがされる。「人はみないずれ死ぬのだから、そして、それがいつなのかはわからないのだから、思いわずらうことなく愉しく生きよう」なのです。マヂラブ村上さんやかまいたちマネージャー樺沢さんもこの「どうせ死ぬ教」だ。どうせ死ぬのだから、と軽く生きられるだろうか。死が急に眼前に差し迫ったり、まだぼんやりしていたり、とコロナ禍は変な感じだ。どうせ死ぬのかあ。わたしの周りのみんなが人生のことを考え始めていてつらい。えらい。江國香織『思いわずらうことなく愉しく生きよ』は三姉妹の話なのだけど、この前の春に放送されていた東海テレビ×日本映画放送『おいハンサム!!』を思い出す。Netflixに入ったようだから、改めてちゃんと観ようか。

ブレッソン特集上映で『たぶん悪魔が』『湖のランスロ』『やさしい女』の3本を1日で観た。疲れる。眠い。微妙にうつらうつらしてしまう瞬間が何回かあった。3本とも最初に死を映し出し、そのあとそれまでに至る過程を描き、また冒頭の死のシーンへと戻るといったような感じだった。『たぶん悪魔が』は世界への期待が希薄になり、もういつ終わらせようかという死に時を探している若者の物語であった。まあよくわかる笑。原子力とか環境とか考えなければいけないことがたくさん。わたしはわからない。献金箱からお金を盗んでしまうシーンがあったけれど、高校のとき賽銭箱から盗んだとか盗んでないとかで鑑別所に入れられてしまったRくんを思い出した。Rはサッカーが上手で、髪がほんのり赤かった。『湖のランスロ』はリドリー・スコット『最後の決闘裁判』的な物語だった。王妃と騎士ランスロは愛することによって関係を形作っているが、他の騎士モルドレッドたちとの対立によって、だんだんと王妃を蚊帳の外に追いやり、決闘することにロマンを見ていく。それに気がつき始めた王妃はランスロのもとを離れる。そして、ラスト、甲冑のガチャガチャとした音を響かせながら、ランスロはモルドレッドとの戦闘を開始する。顔は甲冑によって隠れて、誰が誰だかわからない。固有性を剥奪され、ただ殺し合う。無駄な死。しかし、それゆえにロマンがある。『やさしい女』も良かったですね。しっかし、私はまだ『スリ』を観たことがない。中村文則『掏摸』が9年前。『Mステ』YUKI見逃した。

先週の『オードリーANN』の若林フリートークにて話されていた呪術廻戦ビックリマンチョコを、若林にならって私も1日に1個買うというのを1週間やりました。その成果。f:id:You1999:20220515175911j:image6日目で若林が「自分そのものだ」と話していた狗巻棘を出すことに成功したのでフィニッシュです。虎杖と釘崎が五条が出たのでフォーマンセルを完成させるためにも伏黒を当てるまで買うべきか。いや、でもやめたほうがいいな。どうしよう。ダブるのこわい。