昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

空いてる場所を見つけて

木曜日。雪が降ったらしいのだけれど、私の上には降ってくれませんでした。悲しい。期待させておいて降らないなんてそんなのはひどい。寒いのにただの雨なんか降らせやがって。『メガネびいき』矢作が小学生の時に書いた作文を小木が朗読する回を聴く。

ぼくは1回、2回、3回と雪が降ったけど、そのなかで1番多く降ったのは、3回目だと思う!

やっぱりすごく好きだな。みんなでゲラゲラ笑いながら、とっても楽しそう。傘を持ってる手がめちゃ冷たいけど、だんだんと寒いとかそういうのも感じもなくなってきたな(『笑神様』のユースケ)とか思いながら帰宅。いやー、でも寒い。最近、『BLUE GIANT』を読んでいるんだけれど、主人公の大(ダイ)は、夏も冬もずーっと毎日同じ河原でサックスを吹き続けていて、こういう雨の寒い日でも、トンネルの中で合羽を羽織って吹き続けるのだ。すごいな。感心感心。小学生の時に雨の日の試合で震えながらプレーしていたら、「ダメだ、風邪ひく」とコーチに選手交代させられたことを思い出しました。冬の寒いなかプレーするサッカー選手はすげえ。

BLUE GIANT(3) (ビッグコミックス)

BLUE GIANT(3) (ビッグコミックス)

 

BLUE GIANT』は本当に毎巻泣かされてしまう。なんなんだこの漫画は…。お兄ちゃんのエピソードがね、友達との関係がね、とかそんなことじゃなくて、ちゃんとサックスを吹く大のシーン、“音”に泣かされてしまうのですよ。むー、面白い。毎巻の最後にある演出もめちゃ泣かせてきて、わかりやすくヤリにきてるんだけども私の鼻はもうズビズビ。ずるい。

「お父さん、『ブルージャイアント』って知ってますか?」

「…いえ…」

「あまりに高温なため赤を通りこし、青く光る巨星。青色巨星のことです。若い頃仲間ウチで、世界一輝くジャズプレイヤーを『ブルージャイアント』と呼んでいました。なれなかった僕が言うのもおかしな話ですが…僕は息子さんが、大が、ブルージャイアントになってくれたらと」

大が“ブルージャイアント”になる瞬間を見届けるのが楽しみであります。


「究極のメニュー」1話前編 | 美味しんぼ | [ENG sub]

最近は、Netflixで『美味しんぼ』のアニメを観ることも楽しみなのです。結城めぐみTWO OF US』を聴かなくちゃやってらんないぜ!って感じで生きている。YouTube公式でも何本かUPされているようなので、ぜひ。ひとまず15話まで観たんだけれど、だいたいのお話は傲慢な料理家やお店がお客さんを粗末にしたり、食通が周りの人に対して「なあ?うめ〜だろ?うめ〜んだよなあ、だろ?そうだよな」って感じで良い気になっているところで、主人公である山岡が「そんな傲慢な態度じゃダメだ」「はっは〜ん、俺はもっと美味いもん知ってるぜ!」ってな感じで、料理バトル、または、もっと美味い料理を山岡が持ってきて、「ぐぬぬ…美味しい…」と言わせてしまう展開なんだけれど、f:id:You1999:20210125030008p:imageそれをわからせるために大学病院に行き、寿司をCTに通すということまでするのに笑ってしまう。CT。私も通ったことがあるのです!MRIもある。サッカーの試合中、んー、なんか腰が痛くて走れんぞと思っていたら病院に連れて行かれ、いろいろの検査で、じゃあCTとMRIやりましょかということに。MRIは狭いところに押し込められるので、怖くなってしまう人がいるらしい。そのために、怖くなったら押してくださいねというボタンを手に握らされ、機械の音がグワングワンなっている棺桶みたいな箱に入るのですが、私は全然大丈夫でした。押してみたくなる好奇心との闘いだった。しっかし、そのあとが面倒だったな。みんなが紅白戦とかをやってるなか、私は下位学年の世話を見たりしなきゃいけなくなってしまい、トホホ…という気持ちだったな。『美味しんぼ』に戻ろう。あとは親子の関係の火花か。これはちょっといいかなと思ってしまう。海原雄山が出てくると癒しがなくなるのだ。そうそう、主人公・山岡の助手のような形で栗田ゆう子という新人の女の子が出てくるんだけれど、それがなんだか弘中ちゃん*1にちょっとだけ似ているような気がしてる。良い。

弘中綾香の純度100%

弘中綾香の純度100%

  • 作者:弘中綾香
  • 発売日: 2021/02/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

もうすぐ発売される『弘中綾香の純度100%』の販促活動みたいな感じで行われているインスタライブもチェックしている。第3回のが個人的に好きで、なんとなく生きてたっていいじゃないか!というようなことを何度も言っていて良かった。でも、ちゃんとしてるじゃんって思っちゃいますよね。

インスタライブ。『Young Japanese』配信開始の1時間前くらいからOKAMOTO'Sのショウとコウキがやっていたのを見逃さずに視聴できたことに安心。後半にはレイジが来て部屋をぐるぐると撮影していたのでその映像から何か面白そうな本はないか、と食い入るように画面を見つめた。スニーカー、音楽、本とかがぐちゃぐちゃに詰まっていて最高すぎる部屋なんだよな。カラフルに整理整頓とかされてなくてほんとにいい。アンチ丁寧な生活の急進派として活動しているのでオカモトレイジの部屋は憧れなのです。

Young Japanese

Young Japanese

  • 発売日: 2021/01/27
  • メディア: MP3 ダウンロード
 
Folklore

Folklore

  • アーティスト:Taylor Swift
  • 発売日: 2020/08/07
  • メディア: CD
 
WOLF

WOLF

  • アーティスト:TYLER CREATOR
  • 発売日: 2013/04/05
  • メディア: CD
 

今更感はあるのだけども、テイラー・スウィフトの去年のアルバムを愛聴している。落ち着く。そういや、2020年の前半は『We Are Never Ever Getting Back Together』を聴きまくっていたのだった。なんで2020年のうちに聴いていなかったのだろうと考えたけども、悲しいことがあったしそれが原因なのかもしれないし、そもそも2020年は音楽にというものにそんなに食指が動かなかったな。それと洋楽好きの友達に勧められたタイラー・ザ・クリエイター『Wolf』も聴いてる。勧めてくれた彼の人となりとのギャップがあって音楽は面白い。あわせて『ラップは何を映しているのか』を読む。金成隆一『ルポ トランプ王国』のラップ版のような感じで並べて読むと面白い。

金曜日。下北沢・駅前劇場で行われるニューヨークとカナメストーンのライブ抽選の当落メールを確認する……涙。f:id:You1999:20210130035154j:imageそのあとすぐに「はあ、だりーー」と独りごちる。なんだか何とはなしにいけると思っていたのでショック!!このコロナ禍を経てもうニューヨーク見るのってこんなに難しくなってるかしらん。以前までだったら、申し込めば、全部「ご用意することができました」って感じだったのに…。カナメストーンもめちゃ人気になってきてるしなぁ*2。しかし、オンライン配信があるのが救いだ。

Ok Human

Ok Human

  • アーティスト:Weezer
  • 発売日: 2021/02/12
  • メディア: CD
 

Weezerの新譜を聴く。『All My Favorite Songs』とか、『Screens』とか、「いやー、最近しんどかったよねえー」という優しいフィーリングに思わずぽろぽろと泣いてしまう*3。「でもさ、いま飲み込まれちゃうとほんとに戻れなくなっちゃいそうだから、人間もうちょいがんばろーぜ」と内省的でもあり、フルオーケストラとアナログ的手法で録音されことにもよる叙情的でもある広がりをもってめちゃくちゃ勇気づけられてしまう。

最近読んだマルク・デュガン『透明性』にはなかった人間の煌めきみたいなものがまだ私たちの世界にはあるぞ!という『OK Human』でした。

f:id:You1999:20210130221720p:image『俺の家の話』も人間らしいドラマでとてもいい。認知と学習障がい(“秀生”という名前を持たせていくところもいい)、お金と伝統芸能、プロレスと介護とかの関係でもってみせていく宮藤官九郎に脚本に痺れてしまう。なかなかシビアなものであるのだけれど、随所に笑いが散りばめられている。戸田恵梨香荒川良々のキャラクターの描き方なんかもいい。「集まれやすらぎの森」とかでふざけてるのも最高だ。第2話にして戸田恵梨香のパートをサラッと流ししまうのも気持ちがいい。寿一と寿限無という“寿”を授かっている2人のバトルも楽しみだなあ。

帯文に書いてある鹿島アントラーズを見て、乗代雄介『旅する練習』を手に取ってしまう。カナメストーンじゃん。

旅する練習

旅する練習

 

とりあえず積んでしまってまだ読んでいないのだけども、なんかオードリー若林親子が並んで歩く話みたいなのを想像している。並んで歩く話だと坂元裕二『花束みたいな恋をした』もそんな感じであるらしい。


『花束みたいな恋をした』本編映像【2人だけの新生活編】

『POP LIFE: The Podcast』とか聴いているとみんな有村架純だいすき過ぎやしないか。私の周りには「えー、有村架純あんまりじゃね?SPECのときは良かったけどさー」っていう怠い奴でいっぱいだす。数年前まで、私もその一味の一員だったのです。なんだけども『3月のライオン』を観てから心を撃ち抜かれてしまいましたので、それからというもの、そういう奴には「へっへーん、お前『3月のライオン』観てみ?」と言うことにしている。

武道館 (文春文庫)

武道館 (文春文庫)

 

つんく♂朝井リョウ『武道館』文庫に解説を寄せていて、そこにアイドル向きの顔と女優向きの顔みたいなことを書いてるんだけども、それを読むと有村架純って女優向きの顔なんだなと思う。

 

*1:『オードリーANN』リスナーノリみたいであんまり言うのは良くないと思うだけど、言っちゃう。ごめんなさい

*2:カナメストーン、『ネタパレ』も良かった。初登場は一旦ピリつかせてからのスタートでした

*3:Twitterとかほんとにどーでもいいから、早くやめたい