『素敵じゃないかのニューラジオ』をまとめて聴いていたらYoutubeのおすすめが素敵じゃないかばっかりになってしまった。もうだいすき。絶対M-1決勝いってほしい。ほんわか素敵な歌をコンビ名にしているのに、バニラボックス時代はバチバチに喧嘩してたこともあったようで最高です(『よしログ』コンビごとにサブスクで全編公開してほしい)。出番2分前に流血騒ぎの大ゲンカ→そのままネタをした芸人 よしログ - YouTube 2人ともデカいので、トータルテンボス的なカッコ良さがある。吉野さん、アフロとかにしないかな。ザ・ビーチ・ボーイズ『素敵じゃないか(Wouldn't It Be Nice)』が主題歌の三木孝浩『陽だまり彼女』を観た。上野樹里(猫)は良いし、温かみのある画面全体の質感も良い。でも、むっちゃ要らないシーンが多くて100分以内にできていたら最高だったのになあ、と思ってしまった。
「オールナイトニッポン55周年記念 オールナイトニッポンMUSIC WEEK」『YUKIのオールナイトニッポン』を聴く。かわいい…すぎますね。第一声の「みなさん、こんばんは、YUKIです」から声のオーラが凄まじい。老眼が始まったらしい。9〜12時間寝るらしい。山口智子とかもそうだけど、実際会ったらテンション高すぎてウザそうなのもいいですよね。YUKIが自ら選曲した「YUKIのプレイリスト」は、『星屑サンセット』『Cloudy Day/TONES AND I』『鳴り響く限り』『夢の中/BO GUMBOS』『断捨離でどんどんどん/Eryyy feat. Panda』『the end of shite』『雑感/柴田聡子』だった。
ミュージックビデオでも、生命力溢れる緑を羽織ったadieuを上空の視点から捉えたり、逆さまのショット、絶えず誰かが見張っているようなショットによって構成されている。生とここではない場所の隣り合わせの空間が余白のあるショットによって映し出されている。ゴーストのようなものが映り込むのは、死後の世界からも愛の眼差しを向けるものでもあるかもしれないし、執着のような呪いのものであるかもしれない。羊文学『ghost』同様、デヴィッド・ロウリー『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』みがありますね。
NHK ドキュメント20min.『タイトルだけは決まってる』をNHKプラスで観た。芸人のバカリズム、ヒコロヒー、構成作家の矢野了平、ラッパーのTaitan*1、漫画家の大橋裕之の5人がタイトルだけ決まっている番組の中身を考えていく、というもの。ルーレットで出た「ズレてるテレビ」について作戦会議をし、「インターネットでバズらない」ものにしようとの結論を出に至り、わけわからん番組を制作、放送していたのだけど、ほとんどニューヨークの『すてきに帯らいふ』でした。
単純に人との出会いということではなく、ポップカルチャーとの出会いということであって、レコードを回して救いを得るという美しい衝動が派手な照明の下で踊るビデオからも楽しく伝わってくる。なんで私たちは歌うのか、といったこの7年の試行錯誤した葛藤への清々しいアンサーである。「出会い?」というのは東京女子流と新しい作家陣との出会いでもあって、『Viva la 恋心』と『コーナーカット・メモリーズ』は、きなみうみという東京女子流と同世代の作家が担当だ。
中江友梨の「…予感⁉︎」の楽しさは尋常じゃないですね。めちゃキュートだ。そのまま『夢の中に連れてって』と逃避していくのだけれど、「目が覚めれば/ブレブレな理想と現実」などのように少しずつしっかりと刺しにくるのもこの『ノクターナル』の特徴と言えるかもしれない。そんな傷心した心を癒すかのように歌われるとんでもなくエモい『Dear mama』*3や、喋りまくって治癒を促す『ガールズトーク』、回復したのなら踊り出そうぜ!とミラーボールに照らされる『フライデーナイト』も最高だ。『ストロベリーフロート』へのアンサーソングだという『僕は嘘つき』をアルバムのこのタイミングに配置して、「きみ」という存在の輪郭を重層的に描いていく。『days ~キミだけがいない街〜』、『ワ.ガ.マ.マ. - MURO’s KG Remix album ver.』という夜を闊歩するにふさわしい楽曲でアルバムを締めくくり、次の朝を迎えようとしている。東京女子流はたった今、始まったばかりなのだ、とさえ思わせてくれる6thオリジナルフルアルバム『ノクターナル』の針はこれからも時を刻んでいくのだ。