昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

遠い街まで高速を飛ばしていく

12月になって、1日、1日が過ぎ去っていくことに本当に焦ってしまうし、ちょっとだけムカついている。僕はこんなままでは年を越せないよ!!という何だかよくわからない切羽詰まった感覚に駆られているのだ。そうだ今日はこれをやって、明日はあれをやろうと思っているのに、結局なんにもやらないで日付は変わる。そうなるとNiziUのマコみたいにToDoリストを書いて自らを律していこうかとも思うんだけれど、そんなことしてしまったら…ねぇ…。とにかくこんなにも早く過ぎ去ってしまう“時”というのは酷いと思う。本当に酷いやつだ。時間なんていうのがあるからいけないんだ。もっとゆっくりゆっくりと進んでほしい…とか言っているのだけれども、『チェンソーマン』の最終話、早くきてくれ、時間よ進め!と願っている自分もいて、ついに『チェンソーマン』最終話を読んだら、むちゃくちゃ無敵になってしまった。なんか全てがどうでも良くなってきて、年越しとも戦っていけると思えるくらいになりました。ありがとうチェンソーマン。アニメ化も決定して、制作はMAPPAだそうだ。何が起こっているのかよくわからないあの画をわかりやすくしないままに映像化するとどうなるんだろうか。できるんだろうか。ぐっちゃぐっちゃの作画でお願いしたい。


【FULL】『チェンソーマン』宝島社「このマンガがすごい!」2021オトコ編第1位受賞記念PV

『女芸人No.1決定戦 THE W』ゆりやんレトリィバァのカツオをあなたは目撃したか!Aマッソのスーパーハイテク漫才の次にやるのは気の毒だなぁなんてことを思っていたら、そんなのは全くの杞憂だった。「姉さんは大きな間違いをしているよ〜」にみなぎる物凄いパワー。あれが無敵というやつなんだなあ、と思いました。ほんとに面白かった。吉住の優勝はめでたい。『おぎやはぎのメガネびいき』出演も良かったし、吉住に対する2人の優しい声も良い。Twitter上で岡野さんが吉住にお金を無心していることをファンが人力舎社長に告げ口して、岡野さんが怒られてしまうだろうという話にとてもあったかい気持ちになった。人力舎社長は「本当にありがとう」と優勝した吉住に深く頭を下げたそうだ。不倫をした人がどうだとかは何も思わないけれど、そのことで誰かが頭を下げている事実にはズシンとくるものがある。Netflix今際の国のアリス』エピソード5を観てから寝る。山崎賢人金子ノブアキの部屋でお酒を飲むシーン。「毒なんて入れてないよ」と言って笑う金子ノブアキが面白くて、すぐに巻き戻して3回観てしまった。仲里依紗も出てきて嬉しい。

火曜日。『姉ちゃんの恋人』を観る。過去のトラウマを引きずり出してくる嫌なシーンが急に差し込まれるところで、しっかり動揺してしまう。インターネット上には、そんなに治安悪くないだろうとか、話が急だとの書き込みでたくさん*1。私たちの想像する力はどんどん落ちていっているのかもしれない。経験による範囲だけを頼りにものさしにして、線を引く。線を引いてしまえば、そこから向こうはわかりえないことになってしまう。存在するものを全く見ないようにしたり、見えたとしても、“見る”ものとなってしまったりする。しかし、だいたい人間なんていうのはそんなものであるのだから、本を読んだり、映画やドラマを観たりして、想像するんだ。人間にはそんな想像する力があるのだから諦めちゃいけないし、全く想像しようともしていないひとが上にいることにはどうすりゃいいんだとも思う。『#リモラブ』は落ち着く。及川光博はとても軽やかで最高だ。松下洸平もいいし*2、波瑠の演技もいいのだけれど、この製作陣によるドラマで1番好きなのは劇伴かもしれないと気づいた。何がどういいかは言えないんだけれど、大変好きです。『時をかけるバンド』もいよいよ来週で最終回。f:id:You1999:20201218032848j:image白石聖の『オレンジ』と『pray』を本編で聴けるのも最後というわけであります。先週の日曜日、『MUSIC FAIR』にも出演していたらしい。そんなのまったく知らなかったので、観れなくて残念。赤い公園も出演する予定とかあったんだろうな。『COUNTDOWN JAPAN 20/21』にはサポート小出裕介で出演予定。こいちゃんもたくさん助けてもらったから、恩返しかなあ。

しかし、『MUSIC FAIR』を見逃したその土曜日にはキネカ大森でキム・ボラ『はちどり』を目撃していたのだ!今年これを観ないではいられないだろうということで駆けつけたのである。キネカ大森ってどこから行っても、ちょっと遠いんだよな。作品の内容はもちろん素晴らしい。これを観て、今年の映画たちは暴力と怒りとコミュニティと社会と子どもと大人と理解と不理解なんかを炙り出そうとしていたんだなあとわかり、2020年映画たちをまるっと包み込んでしまうような『はちどり』は今年ベストだなぁとか思いながら電車で、よしもとばなな『デッドエンドの思い出』を読む。

 西山君が買ってきてくれた甘い缶コーヒーを飲んで、私たちは子どもみたいにひざこぞうまで汚しながら、いつまでもがさごそと音をたてて歩き回った。

 そこには過去も未来も言葉もなんにもなくて、光と黄色と陽を受けた枯葉のいい匂いだけがあった。

 私はその間じゅう、すごく幸せだった。

よしもとばなな『デッドエンドの思い出』

主人公は婚約者である高梨君と会えていない。メールや留守番電話の返事も滞りがちだ。どういうわけだろうと会いに行ってみると…というあらすじ。

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

 
ほぐほぐマムアンちゃん

ほぐほぐマムアンちゃん

 

『デッドエンドの思い出』と合わせて『ほぐほぐマムアンちゃん』もゲットした。この2冊を上白石萌歌がアトロクでおすすめ本として紹介していたのだ。さっき引用した部分を朗読していたんだけど、めちゃいい声。あの声で『デッドエンドの思い出』全部を読みたいと思わされる。他にも『幽霊の家』『おかあさーん!』『あっかくなんかない』『ともちゃんの幸せ』が入っていて、全部合わせて5編の短編集であるので、どこからでもさらっと読めます。ぜひ。

夜遅くまで起きていてしまったので、そのまま『あちこちオードリー』と『にゅーくりぃむ』を観た。あちこちにはキングコング、にゅーくりぃむにはニューヨークが出演。『ニューヨークのオールナイトニッポン0』でのキンコン西野ゲスト回がむちゃくちゃ最高だったのを思い出して、共演してくれないかな〜、と願っていたら、なんと木曜『アメトーーク』ですぐさま実現するではないか。他の出演者も、ノンスタ石田キンコン西野スピードワゴン小沢、相席スタートというわけでめちゃくちゃニューヨークのホームじゃん!と歓喜。エピソードトークはこれまで何回も聴いたものばっかりだったけれど、それを『アメトーーク』で話してるんだなあとしみじみ。しかし、コンビ芸人ホームルーム。ん…コンビ芸人…。

水曜日のダウンタウン東ブクロドッキリ。面白かった。いやー、しかし、それよりもなによりも、オードリー春日presents「暗闇アスリートvs春日軍団5番勝負」でのパンサー尾形の負け顔(©︎オードリーのオールナイトニッポン「死んでもやめんじゃねーぞ」)が素晴らしかった。ちゃんと負け顔になっていた。

友人たちと会った帰り道、『佐久間宣行のANN0』を聴きながら歩く。麒麟・川島が『THE W』の審査をカツ丼と青い空を比べるくらいに難しいと言っていた。本屋によって、『愚者の星』4巻と『葬送のフリーレン』3巻を手に入れて帰宅。

その夜。ユベントス、vsアタランタ戦を観て、とっても残念な気持ちになる。モラタのあの体たらくは何なんだ。ふざけたプレーに怒りで震え、「え、何してんの…」と独りごちてしまう。あのスパースター、ロナウドも全くもってやる気がない。前と後ろが間延びしてパスも気持ちよくつながらない。うーんと頭を痛める。いや、しかし、希望もある。レジェンド、アンドレア・ピルロの采配は素晴らしいぞ。交代のタイミングは、まだまだ監督就任したばかりであるから思い切りはないのだけども、その交代とフォーメーションの配置は的確でして、信頼感抜群!私は信じるぞ!という気持ちにさせてくれるのだ。このアタランタ戦も1-1の引き分けなのですが、この“負けていない”っていうのがリーグ終盤になった時に吉と出るか凶と出るか…あとはミランインテルとの直接対決だなあ…。1月の移籍市場でポール・ポグバの帰還を願っております。


【ユヴェントス×アタランタ|ハイライト】ロナウドが痛恨のPK失敗…ゴメス途中出場のアタランタがドローに持ち込む|セリエA 第12節 | 2020-21

リヴァプールクリスタル・パレスの試合を観ながら、今この文章を書いているんだけれど、こっちの試合はリヴァプールが絶好調だ。スタメン出場機会のなかった南野拓実も、その機会を手にすると、前半わずか2分でプレミアリーグ初得点を決めてみせたではないか!すごい!明日はM-1だ!ニューヨークがんばれ!『おやすみ日本 眠いいね!』を観ながら、『オードリーのオールナイトニッポン』に耳を傾け、明日に備えましょう。まずは、敗者復活戦からだ〜。

 

 

*1:でも、たしかにちょっと急というか、昼間だし、いつのまにか誰もいない場所に追いやられているのとかに、むむっと思ってしまうのもわかるし、うーん、どうなんだろー、っていうところがいっぱいなのも頷ける。期待していただけにあんまし出来は良くないの残念

*2:青林って枠を外れてるシュートも取りに行っちゃうやつだよね