昨日の今日

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お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

あと一歩 ここからあと一歩

f:id:nayo422:20221202130232j:imageドイツとスペインが1位と2位の座をかけて争うのだろうと多くのひとが想像していたグループEで、その2つのチームを逆転の末に倒した日本が首位通過を果たした。劇的な、あまりに劇的な展開に本当に楽しませてもらっている。情けないことなのだけど、抽選会でドイツとスペインと同組になってしまったのを目撃した瞬間には、ああ、終わったなと思ってしまったし、開幕してからも負けてしまう未来を想像することの方が多かったように思う。ドイツの前半はやはり厳しいのか…と悲観してしまったし、早い時間帯にモラタに決められてしまったスペインの前半でもコスタリカ戦での嫌なムードを引きずって呆気なく終わってしまうことも脳裏をよぎった。

しかし、後半になると、あの劇的なドイツ戦のように、世界が一変するような躍動があることを私たちは知っている。そう思わせてくれるのだから、森保さんの采配というか度胸というか、そういったものに魅せられているのだと思う。後半から三笘がピッチに入り、リスクを背負った前線からのプレスを開始する。鎌田、大然、堂安、田中碧まで出ていって押し込んでいく。そして、逆サイドの伊東も前に出て嵌めていったところでボールを奪い、堂安のパワフルなシュートで逆転ゴールを呼び寄せる。なんつーシュート。

そのわずか3分後、堂安のクロスを三笘がライン上1.88mmで折り返し、碧が膝で押し込み、逆転。わけがわからない。日本のボール支配率は18%と、史上最低のポゼッションで勝利したというデータ、700本以上のパスを回されながら、(1966年以降の)ワールドカップで勝利したのは、ドイツ戦の日本、そして今回のスペイン戦の日本のみだというデータが物語るように、前例のない戦いをしているのが森保JAPANであって、なかなか説明しづらく、再現性のないゲームモデルであることは確かであると思う。しかし、それをグループリーグで2回もやってしまっているからまた難しい。

スペイン戦前日、ELバルセロナ戦でのフランクフルトの5-4-1戦術を鎌田が提案し、それが採用されたということなのだけれど、それをたった1日で仕上げてしまったという…なんなんだそれは…というエピソードもあって、選手の戦術理解能力、また技術的なクオリティが想像しているよりも、強豪国と肉薄しているというか、差がないことが事実としてあるのだと思う。しかし、それにしても…である。私は前回のエントリー

コスタリカ戦が終わった - 昨日の今日kinounokyou.hatenablog.com

で森保JAPANの「エコロジカル・アプローチ」は失敗しているのでないか、と言及したのだけれど、スペイン戦ではうまく機能していたように思えるし、鎌田の意見が採用され、それをたった1日の準備期間で体現してしまったのだから、「エコロジカル・アプローチ」はチームとしても成功していると言って良いのかもしれない…本当にもうわからない!サッカー楽しい!という感じであるのだけど、これまでの4年間のこととコスタリカ戦のことはちゃんと大会後に検証が必要ですね。もう凄すぎて訳がわかりません。すごい。

能町さんの『私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?』

をようやっと読みました。能町さんの猫を飼うまでの葛藤と飼ってからの溺愛ぶりが書かれているのだけれど、特にこれといって素晴らしいものが書かれているわけではない。しかし、私は今、かつての能町さんと同じように猫の禁断症状が出ているので、YouTubeで猫の動画を観まくったりしているのに共感しまくりでした。私にも早く猫がいる生活を……19時には『久保ミツロウ能町みね子オールナイトニッポンPremium』を聴く。f:id:nayo422:20221204141317j:image7年ぶりに復活!らしいのだけれど、少し前にやってなかったっけ?と思ったら、それは『ファーストサマーウイカオールナイトニッポン0(ZERO)』のゲストでしたね。なので、正式なのは7年ぶりなのです。「寒いとあらゆることが沁みるよね…」という久保さんの第一声が最高で、スーパーゴッドハンドの指圧師にベストなツボを押してもらっているかのような感じで、そこ!と唸りました。久保能町のラジオはこれだよね〜と心地よさがありますね。

「歯を食いしばって悪口を言うのをやめたら、嫌いな人からも悩み事を相談されるようになった」メールにめちゃ笑ったし、リュック買おうか悩んでる能町さんといっしょで私もリュック買おうか悩んでる…能町さんと共鳴する部分多いな。猫飼いたい。

リビア・ニューマン『ザリガニの鳴くところ』を観るために映画館に行った。チケットの受付のところで『すずめの戸締まり』を渡されそうになった。『すずめ』まだ観てないので早く観ないといけませんね。『ザリガニの鳴くところ』は原作ファンとして観て、個人的には微妙でした。言葉というものについての言及があまりに少なく、自然との対比が無かったので、なんだか普通の物語になってしまっていた。なんかもうちょっとあったのでは…と思ってしまった。

豊田のインタビューを観た。久しぶりの豊田。ツエーゲン金沢の豊田陽平がぶっちゃける「印象最悪だった鎌田大地」と「高校時代の本田圭佑」、「長友と吉田はもう…」 - YouTube 鎌田の話とか面白い。

『鎌倉殿』第46回「将軍になった女」を観る。悲しすぎてずっと泣いてしまう。光に包まれた政子たちという微かな希望が見えたラストシーンだけれど、もう終わりも近いという…本当に悲しすぎて…おもしろい。

日本代表、ベスト8をかけたクロアチア戦を観た。まとめをちゃんと書きたいと思う。お疲れ様でしたと言うほかないのだけど、本当にもったいない試合だったとも思ってしまう。