昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

都会を走る猫に名前はいらない

f:id:You1999:20220826155702j:image巷で話題のOpen AIが開発している画像生成サービス「DALL·E」に申請を送っていたのですが、ようやくメールが届き招待されたので、さっそく「A 1960s American magazine cover of kawaii cute cat in a headphone and sneaker」などとテキストを入力してみるとなかなか良い絵を描いてくれました!すごい!かわいい猫ちゃんですね。そんなことをしながら、まだ地面を踏んでいない新しいスニーカーを履いたままで部屋の中で過ごしている。海外の人だあ、と思いながら歩き回る。こんなことをしているだけで、ちょっとだけ楽しいの不思議だ。生活の一部を少しだけ変えて過ごしてみるの良いですね。

『おげんさん』を観る。藤井隆は最高。藤井隆が模写していた鈴木杏樹といっしょに歌って踊っていた。Night Tempoさんは藤井隆から「学生さんです!」と紹介されていた。『あいみょんオールナイトニッポン』をタイムフリーで聴く。友達の結婚式で歌った話をしていた。

新しい丼旅バラエティ! 森田・盛山・屋敷の仲良し芸人3人組 サンバリュ『ご当地丼カーJAPAN』を観た。ぶりぶりの伊勢海老とか食いまくって、わちゃわちゃ楽しそうで何よりだった。森田と屋敷が2人で楽しそうにしていたので、BKBがめちゃくちゃ嫉妬していそうだ。みんなが海鮮をバクバク食べているのを観て、『雪女と蟹を食う』

を頭に思い浮かべてしまった。どうせ死ぬのなら、これまで生きてきて食べたことのない蟹を食ってから死のう!と決意し、北を目指す主人公の物語なのだけれど、とうとう蟹を食べたときに、「あ、俺あんま蟹好きじゃないな」と思ってしまったら、それでも納得して死ねるのかなあとわたしはずっと気になっている。実写ドラマ化がこの夏放送されていますけど、重岡大毅マジでハマり役ですよね。『炎の体育会TV』で天心と戦っていたので、ボクシング映画の役もきちゃいそうだし、それもよく似合いそう。

映画のこと。久しぶりに結構観たいのがある月で、ギヨーム・ブラック『みんなのヴァカンス』、アレックス・トンプソン『セイント・フランシス』とかどこでやっているのかなあ、と調べてみると、上映館が少なすぎて結局諦めることになる。どうせ観られないのなら、早く配信にしてほしいと思ってしまう。仕方がないのでウィリアム・ワイラー『我等の生涯の最良の年』観る。ずっと観ようと思っていたけど、その長さに重い腰が上がらなかったのだけど、今読んでいるポール・オースター『サンセット・パーク』

に出てきて、アリスとエレンがこの映画について話す描写につられてみることにした。

たとえば、息子が寝支度するのを父親が手伝う場面。
ハロルド・ラッセル、戦争で両手をなくした兵士。
息子は一人じゃフックを外せない。パジャマのボタンも留められない、煙草も消せない。父親が何から何までやってあげなくちゃいけない。私の記憶だとあの場面には音楽もなくて、科白もほとんどないのに、全体でも指折りのいいシーンよね。少しも嘘がなくて。心底感動させられる。p105

廃屋に暮らす若者たちが諦念に近い感情を持ち合わせながらも、ちゃんと未来のことを考えている。寝る前にちびちび読んでいるので、なかなか読み終わらない。『鎌倉殿』を観る。もう悲劇しか待っていない物語なので、ずっと悲しい。

『鎌倉殿』っていうのはね、つまるところ『ゲーム・オブ・スローンズ』なのだよ、ちみ、ちみちみ、と誰かの声を聴いたので、『ゲーム・オブ・スローンズ』を観始めたのだけれど、めっちゃ面白いですね!とりあえずシーズン4まで観終えました。

Rose Leslie & Kit Harington | Cutest Moments And Interviews - YouTube

悲劇ばかりの世界で、ジョン・スノウとイグリットのカップルの幸せだけを願っていたので、離れ離れになって最後はジョン・スノウの目の前でイグリットが死んでしまうという結末にスーパー鬱になっていたのだけれど、「ジョン・スノウ/イグリット」で検索したら、現実の世界で2人が結婚している画像が出てきて…!歓喜に震えました。よかった。

洞窟を覚えてる?出るんじゃなかった…
また行こう
何も知らないね、ジョン・スノウ…

いけますよね…あの洞窟に…結婚してんだからねえ…ジョン・スノウは何も知らないけれど、空っぽな正義を掲げ続けられるのが良い。哀れな理想主義者なのかなあ。でもカッコいい。『ゲースロ』では、権力を持った男がみんな弱い。その弱さのために卑劣なことをしたり、争ったりするわけだけれど、一方、デナーリスの物語は強き人がパワーとしてではない権力を持つまでにいたる物語なので、そりゃあエンパワメントするよなあ、と。奴隷を解放し、当然のものとしてある自由を与えていくという。ポール・オースター『サンセット・パーク』のあとがきに「そもそもオースターの小説にあっては、人はすべてを失って初めて自分が何ものかを見出す機会を得るという前提のようなものがあるはずだ…」とあるのだけれど、まさしく『ゲーム・オブ・スローンズ』がそうですよね。まだまだ5シーズンもあるの嬉しい。首を斬られるシーンを観て、自分の首を触りながらソワソワするのが続くのだ。ジョフリーがカスすぎて、演じている俳優さんは気の毒だ。ジェイミーはサウジアラビアのサッカー監督みたいですよね。

アーセナルボーンマス戦。ジェズスが上手すぎてキモいので、ジェズスやばすぎーと毎週言うことになってしまう。ジンチェンコも流石すぎるし、サリバもファン・ダイク級の選手になるのだろうし、みんなすごすぎ。アーセナル強い。アーセナル観ていて楽しい。

ユヴェントスサンプドリア戦。アーセナルの試合を観てから、ユヴェントスの試合を観ていると本当に情けない気持ちになる。なんでこうもなにもデザインされていないのだろうと同じスポーツとは思えないほどに落胆してしまう。残念すぎる。アッレグリの体たらくにはもっと怒ってもいいんじゃないでしょうか。最悪すぎるよ、ちょっと。あと、カンナバーロがポグバに対して、「髪の毛のこと気にしすぎ、サッカーに集中しろ」みたいな批判をしていたようだけれど、いや、でも、カッコいいひとであり続けて欲しいでしょ、と思いました。まあ、ユヴェントスはソルジャータイプの戦士が好まれるのだろうけれど。ゴージャスポグバ早く戻ってきて欲しいな。

リヴァプールはユナイテッド戦。ちょっとみんな大丈夫かって感じに燃え尽き症候群が漂っている。なんだか覇気がない。怪我人が多いとかそれ以前の感じがする。みんなでヨーヨーしたりしてチームの和を取り戻したりしたほうがいいんじゃないとさえ思えてくる。カナメストーンのヨーヨーめちゃくちゃ楽しそうすぎるのを見てから、一家にひとつヨーヨーあってもいいんじゃないかと思えてきている。楽しいぃ…!懐かしのハイパーヨーヨーで遊ぼう【カナメストーン】 - YouTube なんなのよこいつら…とため息が出てしまうほどに、めちゃくちゃ楽しそうでキラキラしている。ヤーチーがちょっかい出して、トミネが怒るの最高。Faye Websterのヨーヨーがついこの前にリリースされたけど、これもいいですよね。f:id:You1999:20220823012116j:image『I Know I'm Funny Haha』デザインの箱かわいい。Faye Webster、グッズ全部持ってきて日本に来て欲しいですね。ツアーにMaya Hawkeが参加している動画とか見ているとほんとに来ないかなあと堪らない気持ちになってくる。LE SSERAFIMが日本に来た動画にやっと日本語字幕がついたので観る。[FIM-LOG] in JAPAN #1 ✈️ l 설렘 가득 공항 출국길부터〰️📹 심야 편의점 2차전까지🍙✨ - YouTube ちょっとさー、ほんとウンチェはさあ…って感じ。いま個人的なかわいいランキングトップ3は、ウンチェ、ウ・ヨンウ、トミネレイですね。同じものを買うから、LE SSERAFIMがコンビニで買ったものをリストにおこしてほしいですね。コンビニの食べものってそんなに美味しいのですか?

ときに、V LIVEからWeverseに移行しているけども、Weverse日本語字幕がつかないようだから本当に最悪なのだよなと思っているのですが、この移行って何なのですか?会社が買収されて、ファン体験を拡張するために進化するらしいけれど、いまのところ良くないと思ってしまう。

特集:しまおアワー8月号!ここがへんだよ⁉︎日本の夏‼︎熱“烈”座談会‼︎

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を聴く。わたしの毎月の最も楽しみにしていることはもしかしたら月刊しまおアワーかもしれない、とふと思う。毎回楽しいもんね。しまおさんの跳躍思考回路アイデアにとても笑ってしまうし、なんだか幸福な気持ちになれる。

水曜日のダウンタウン』「鯉のエサ 消費量No. 1決定戦」を観ながら、おばあちゃん家の池に昔、鯉がいたなあと思い出した。小さい頃、エサをあげたり(ビスケットを割って投げたり)していたけれど、いつのまにかいなくなったなあ、と。3匹くらいいた気がする。お金持ちとかじゃなくて、田舎すぎて池があるのです。いまは何もいなくて濁った水溜り。

『ラヴィット』木曜日。ゲストに矢吹奈子本田仁美。VTRでIVEインタビューもあって、とっても豪華だった。ちょっとした疑問なのだけど、K-POPアーティスト見るときって1回目は画面を直視できないですよね?なんとなく照れて、目を逸らしてしまう。そのあと2回目、3回目でようやっとちゃんと見る。IVEオススメのはやい物は?と聞いた時に、屋敷が「なんでIVEに聞くねん」と言っていたのにめちゃ笑ってしまった。そのあとのクールポコ。の高速餅つき、ニューヨーク嶋佐マジックなどが続く『ラヴィット』の緩急よい。IVEが出ていた番組とは思えないものに時間の経過と共になっていく。

『夜会』も『ラヴィット』。麒麟・川島、ニューヨーク、見取り図。もうわたしの中ではテレビ=『ラヴィット』になりつつある。『ラヴィット』しか観てない。UEFAチャンピオンズリーグ抽選会を観る。カプセルを開けるヤヤ・トゥーレがぎこちなくて可愛かった。ユヴェントスはPSG、ベンフィカマッカビ・ハイファというグループリーグ。なんか余裕で突破できそうな気もするけれど、ベンフィカというのがなかなか絶妙にに怖い。

おぎやはぎのメガネびいき』を聴く。録音放送回だからか、2人とも元気な感じがする。『あいつ今何してる?』をきっかけに昔の友人たちと会った話をする小木さん。みんな昔のことをよく覚えていてすごいなあ、とニコニコ話すの良かった。「10年ぶりに彼氏ができました!」というメールに「良かったねえ、報告してくれてありがとう!」と答える小木さんも良かった。ハライチも爆笑問題も乱入してきて、豪華でしたね。

『poplifethepodcast』猫と生活回にはOKAMOTO‘Sからオカモトコウキがゲストに。ほんとやさしい声ですね。素敵です。

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動物と関わるうえでの人間のエゴというところでは、【コミックDAYS読み切り】矢野満月『シビは寝ている』を思い出したし、オカモトコウキの「入れ替えせいで常に猫が2匹いる状態の家を保つのもいいんじゃないか」と考えたこともあるというところでは、今村夏子『あひる』を思い出しました。わたしも将来、絶対いつかは猫を飼ってみたいと思っているので、とても楽しい回でした。この座組みにオカモトショウも追加して、ぜひ小説、漫画回やってほしい…!

猫いいよなあーと思っていたら、TWICEの最新MVにも猫が映り込んでいた。TWICE "Talk that Talk" M/V - YouTube このビデオのモチーフは1984年に放送された初代MacのCMらしい。たしかに完璧にオマージュされたシーンが最後にありますね。初代MacのCMがオーウェルの『1984』が示唆するような監視的、閉塞的なものとは違ったインターネットの形を提供します、ということであったのらしいのだけれど、TWICEのビデオではそこに猫を登場させているのがなんとも皮肉というなんというか。犬ほどの従順な存在ではなく、むしろ自由気ままな在りかたをしていたのに、今や室内に軟禁されているという。わたしたちもまたインターネットによって、自由に外側へと拡張しているように思えているけれども、結局のところインターネットの内側でがんじがらめになって、ストレスに苛まれている…人々は相互監視に躍起になっている、と。緩やかなオーウェル1984』に戻りつつある社会にオルタナティヴはどう想像できるでしょうか。わたしたちはインターネットに飼われている猫ですね!

金曜ロードショーで『耳をすませば』を観る。ここでも猫だ。美しい話すぎて、もうつらい。施川ユウキさんのコラムがベストすぎるので、ぜひ読んでみてください。

竹書房4コマコミック総合サイト | 4コマ堂 » 施川ユウキ映画コラム「全ての映画は、ながしかく」第3回 耳をすませば4koma.takeshobo.co.jp

このコラムに書いてあることがどの感想よりも素晴らしいと思います。

DVDを購入し、何十回と繰り返し観ている。反復しすぎた結果、心のバリが取れたというか、良くも悪くもざわつきはなくなっている。今では主人公である月島雫に全身全霊で感情移入して観ることができる。僕は女子中学生として、男子中学生である天沢聖司に恋をするのだ。そして天沢が雫にプロポーズするラストで、私(月島雫)は思う。今がこの恋のピークなのだと。彼がイタリアで修行しているあいだに、少しづつ気持ちは落ち着いてしまうだろう。この瞬間を超えるときめきは訪れない。初恋とはそういうものだ。遠距離で今の関係を維持し続けるには、お互いの粘り強い努力がいる。そんな自信、私(月島雫)にはない。……切ない映画である。ある意味僕は、女子中学生として恋も葛藤も経験してしまった。飽きるほどに。でもそれは本物ではない。だからまた再生ボタンを押すのだろう。何が言いたいのかというと、僕の暗い青春時代の話はもはやどうでもいいということだ。