昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

世界の果てまで僕たちを連れて行く


BTS - Dynamite (Night Tempo 'Shiny Disco' Remix)

M-1グランプリ』が終わったと同時に年末の虚しさに突入だなあ*1。今年も漫才の隙間に挟み込まれる上戸彩に注意をそがれてしまった。面白い、面白い、面白い、かわいい綺麗、面白い、という緩急は難しい*2。今大会のベストシーンはなによりもお笑い王・野田クリスタルの叫びだ。もうあの瞬間に優勝が決まってしまった。ほんとにチャンピオンすぎて最高でした*3。life is dynamiteを体現している存在だ…!霜降り明星、ミルクボーイが登った漫才山のてっぺんは取られてしまったので、マヂカルラブリーは別の漫才山を登り切ったのだ。すごい。しかし、どうやら「おい!それ漫才の山じゃねえよ!」と言っている人がいるらしい。だとしたらそうであるから素晴らしいのに…という気持ちになる。


マヂカルラブリー【決勝ネタ】最終決戦〈ネタ順2〉M-1グランプリ2020

漫才じゃない山を登り切って、そのてっぺんに“漫才”という旗をぶっ刺したのだ。しかし、そもそももとから漫才だったものなんて何にもなくて、それだからたった2人のただのお喋りが漫才のようなものになっていくことに感動するし、ほとんど痙攣するように笑ってしまうのだ。漫才をやる人は誰も「今から漫才をやりまーす」なんて宣言して始めていない。すべての漫才は“漫才じゃない”ところから始まっているのであって、それを漫才にするには舞台に立つ人と見る人がいれば十分すぎるし、漫才師がお喋りを形式化したり、ゲーム化したり、ポップな動きと印象的なツッコミをしたりなどで表出して、それを見てる人が受け取る。マヂカルラブリーだってちゃんと会話の漫才だ。教室の後ろでこんなことをやってるやつらがいただろう。面白がって見ている人もいれば、「何してんの?」と冷めた目で見ている人もいる。そんなことを丸っと抜き出してマヂカルラブリーはバカバカしさに漫才性を見いだしたのが感動的なんだ。「つり革につかまらないぜ!」と宣言する。ありふれた掛け合いのくだらなさがちょー最高じゃないか。

野田「つり革につかまりたくないよー」

村上「つり革につかまりたくない…なんでなんそれ」

野田「負けた気するから、俺はもう2度とつり革につかまらないわ」

村上「まあ、それはね個人の勝手だから自由にしてくれていいけど」

野田「その感じ見てて」

そうであるからこれはエレパレだ。「漫才じゃない」と言っている人もひっくるめて漫才になる。これはニューヨーク×奥田泰『エレパレ』と繋がっていって、全部が漫才になる。全部がエレパレ*4なのです。「漫才じゃない!」って言っている人がいたら耳元で「知ってました?もうあなたも漫才なんですよ…」と囁いてみてください。エレパレです。むちゃくちゃ変なことを書いてしまったので、『M-1グランプリ』の話で面白かったやつを置いておきます。

ニューヨークの『M-1グランプリ』2年目も最高だったな。もう2020年はニューヨークの年だったと言っていい。それほどの躍進。ステイホーム中には毎日のようにニューラジオがあって、『キングオブコント2020』と『M-1グランプリ2020』だなんて。すっごいな。

クイック・ジャパン153

クイック・ジャパン153

 

予約していた『クイック・ジャパン - QuickJapan153』が届く。ニューヨーク特集で、芸歴を辿っていくすごろくも付属されている。僕がニューヨークを知ったのはこんなにも遅かったのか…ということを痛感しました。しかし、12ページのニューヨーク特集本誌には知らないことが何も書かれていなくて残念だったなあ。もっと学生生活のこととかを細かく聞いたりしてくれよという嘆きでいっぱいだ。いや、今は新しくニューヨークを知った人のために開かれた内容でなければならないのだということもわかる。てことは本当に売れてるんだなあ、としみじみ。おいでやすこが、オズワルドもめちゃくちゃ面白かったな。オズワルドはいずれ優勝できるだろうけれど、おいでやすこがは今年の1発目で優勝できなかったの辛いな。f:id:You1999:20201229002736j:image敗者復活戦がここまで面白かったのも珍しい気がする。金属バット、カベポスター、からし蓮根、滝音、キュウ、ロングコートダディ、ダイタク、ニッポンの社長とかみんなすごかった。金属から始まった『M-1グランプリ2020』だったのだから、今年の決勝もいつもと違うことになってもおかしくなかったのだ。にしてもこの金属のルックがバキバキすぎて痺れる。『まほろ駅前多田便利軒』に出てきそうな風貌だ。最高。とにかく、からし滝音、キュウ、ロングコートダディは来年のファイナリスト決定だなあ。こんなに面白いのにファイナリストじゃないのは不憫だよな。敗者復活組とファイナリスト組でチーム戦とかやってほしい。

朝起きてから敗者復活戦まで時間があったので、Netflix『Blackpink ~ライトアップ・ザ・スカイ~』を観たら、めちゃくちゃ好きになってしまう。リサってタイの人だったのか、というのとかも初めて知りました。オカモトレイジK-POP仲間の一般の人を連れてきての座談会も面白かった。『愛の不時着』とかも観なければなあ。

ステイホーム期間では、オカモトレイジにもたくさん助けてもらったなあ。『やっぱりさんま大先生』とかめちゃ観たぞ。むちゃくちゃに暴れている子どもは最高に面白い。落合モトキくんもスーパーかわいいし、たまに物凄いことをポロッと言うのもいいんだ。

ニューヨークには子ども番組をやってほしいんだよな。制御不能な子どもをたくさん呼んで、わちゃわちゃ、あたふたしてほしい。


BLACKPINK – ‘Lovesick Girls’ M/V

知らない番号からの電話。怖い。応答せずにジィッと固まっていたら、京都府京都市からの留守番電話が入っていた。▷を触ると

〇〇マンション206号室にお住まいの〇〇さんでしょうか。洗面台取替工事の工事日程のご相談につきまして連絡いたしました。

という女性の声で再生される。間違い電話。うーん面倒だなぁ、まあ大丈夫でしょう、ということで無視したのだけれど、結局それが5日続いた。「間違えてますよ、私は〇〇マンション206号室に住む〇〇さんではないですよ」とかけ直した方が良いのかしら。年末だから困っていそうだよなぁと迷っていたら今日は電話がかかってきませんでした。良かった。京都の誰かの洗面台は直っただろうか。遠い京都に住むひとの人生に少しだけど交わってしまったなぁ、と『おおきく振りかぶって』34巻を買って帰る。夏から冬に。34巻であるのに、お話の進みはちょースロー。じっくりと進んでいく。高校生活というのはものすごい濃密度だったんだなあ、と読みながら実感する。一生続く物語だ。

『ブックスマート』の感想を書きながら、『スーパーバッド』を3回も観てしまった。楽しい。マイケル・セラみたいな雰囲気の友達が僕にもいる。

スーパーバッド 童貞ウォーズ (字幕版)

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  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

日曜日。頭が痛いぞ…。目を瞑ってじっとする。20分くらい寝てちょっと治ったかなとなったので、TVをつける。年末とは思えないほどにつまらない番組ばかりだったので、『リモラブ』の最終回を観る。とくに最終回らしい何かはなかったけれど、それだから良かったな。波瑠さんは『VS嵐』最終回のババ抜きで、永久最弱王になってしまったらしい。TVerにないので観れないのが残念すぎる…。と『リモラブ』を観ていたので『麒麟がくる』のことをすっかり忘れて見逃してしまった。Netflixで『恋のエチュード』を観てから寝る。

恋のエチュード [DVD]

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  • 発売日: 2000/02/17
  • メディア: DVD
 

何かいろいろと書きたいことはあるのだけれど、ここら辺で力尽きる…。

*1:ワクワクもするんだけれど

*2:ショートカット上戸彩の凄み

*3:マヂカルラブリー無限列車編って思いついても言っちゃいけないやつだと思ってたんだけど、意外とみんな言ってて驚いた

*4:でも『エレパレ』って流石に過大評価すぎますよね。予告編でやりきった感はある