ある日。テンメツ…テンメツ…。信号が点滅して赤になる。少し小走りしたのに無駄になってしまった。暑い。今日の気温はどうやら30℃近いか、それよりも高いらしい。もう夏だな。日差しが強くてしんどい。近くの日陰に避難して、車が行き交う交差点で青を待つ。しかし、まだ6月だというのに、本当に暑い。ちょっと前の『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)』でDJ松永が「もう四季じゃないよな?二季だよな?」と言っていたのをなんとなく思い出す。いや、にしても暑すぎる。AirPods を取り出して、Spotifyでカネコアヤノ*1をシャッフルでかける。Spotifyさんが1曲目に流したのは『祝日』でした。良い選曲。ちら、と信号を見ると、ちょうど青になったので、前進。短パンでカネコアヤノを聴きながら歩く。めっちゃ夏じゃん!なんて思ったり。
今日の目的は眉月じゃん『九龍ジェネリックロマンス』と三都慎司『アルマ』。
なんとなく買えていなかった漫画を手に入れよう!というわけである。エスカレーターに乗って、ギュイーンと二階へ。左手に本屋がある。僕が入ろうとすると、入り口を掃除していた店員さんがピタッと止まって「どうぞ!」という目線を投げかけてくれる。久しぶりの本屋。まあ、ブックオフには結構行ってたけど*2。
僕は、ちょっとどうかと思うくらいに本屋で目当てのものを探すのが下手なので、今日も“ぼや〜”と歩いて、ただただ時間がかかってしまう。『九龍ジェネリックロマンス』も『アルマ』もヤングジャンプだから、とりあえずジャンプ棚に行ったのだけれど、なかなか見つけられない。棚をじろ〜、と注意深く見たけど、やっぱりない。でも「ない」なんてことは絶対ないから、他の棚も探索。講談社、小学館…。そしたら片隅にひっそりと、ヤングジャンプのエリアがあるではないか!ひどい。ジャンプのすぐ横に並べてよ!と思って、すぐ『九龍ジェネリックロマンス』を発見。それで、え〜、とアルマアルマアルマ…。が、『アルマ』はやっぱり無さそう…。大きい本屋さんじゃないから、まあ仕方ないか。多分あったんだろうなあ、見つけられなかったなあ*3。
ぐるぐる歩き回ったせいで、本来なら買うはずではなかったものも何冊か買ってしまいました。ネットショッピングではそうはならないから、やはり本屋で本を買うというのは、こういうことが起こるので素晴らしく好き。
家に帰ると、『映像研には手を出すな』作者・大童澄人が、ある動画をRTしていたので、なんとなくそれを再生。Lo-fi hip hopに、好みな声が乗っかっている。生活、夢、選択などが語られ、それがとても個人的なこととしてストーリーテリングされているのが良い。…と思っていたら…である。そう意識して聴くと、サビには固く握りしめられた拳がはっきりと見えてくるじゃないか!続けて5回ほど聴いてしまった。普通に良い曲、好きな曲。誰も邪魔できないはずなんだけどなあ。本当にひどい。
これを歌っている人のパーソナリティの部分をnoteで書いている人*4がいて、俺もこんな人になりてえ…って思った月曜日。