昨日の今日

KINOUNOKYOU

お笑いとテレビと映画と本と音楽とサッカーと…

オカモトコウキ 『1stソロライブ』

f:id:opara18892nyny:20191118003804j:image

オカモトコウキ 1stソロライブに行ってきた。OKAMOTO’S武道館公演後に取ったチケット。会場はBeats渋谷で、吉本の無限大ホールの近くにある。キャパは700人くらいで、なんだか、いろいろちょうど良い感じだった。コウキは新しいライブハウスのため、新築の匂いがすると言っていた。

会場が暗転すると、ライトと音楽がかかり、出演者が登場したのだけれど、ライトが眩しくて、僕はあんまり登場シーンを確認できなかった。ライトが落ち着くと、コウキ、八木さん、SuchmosTAIKING、ハマさん、黒猫チェルシー岡本啓佑が眼前に現れた。
次々と今回のアルバム「GiRL」の曲を演奏していき、「なんかホーリー」では、ペンライトが振られた。
MCに入り、コウキは「このためにハマさんを呼んだようなところもありますからね」とハマさんを振り返ると、ハマさんは「あなたのライブなんだから、あなたが喋りなさい」と一蹴。
困ったコウキは、メンバー紹介をすることに。
八木さんとは、3、4年くらい前に知り合ったそうで、八木さんは今回のアルバムの中にもある「LETTER」を先に聴かせてもらったときに、コウキに車で拾われたときのことなどが走馬灯のように、思い出されてきて泣いてしまったよ、と話した。
そして、黒猫チェルシーの岡本さんとの、「タンタンスタタン」の話には会場が笑いに包まれた。
SuchmosTAIKINGは、浜スタでのライブからは今回のライブが初だったようで、お客さんも近いし、緊張してると胸を撫でた。コウキとは、道を歩いていたら出会ったといい、TAIKINGがギター仲間で集まっていたところ、練習に向かうオカモトコウキとすれ違ったのが出会いだったそうだ。コウキは今ではそのギター会の幹事も務めている。
コウキがSuchmosの読み方について、俺はサチモス(サにアクセントをつけて)って言ってるけど、TAIKINGはサチモス(平坦で、アクセントがつかない)って言ってるよね、と訊いたら、TAIKINGはなんでもいいよと、サチモスでも、サチモスーでも、Yogee New Wavesは、サッチモスとか言うからね、と言うと、ハマさんは言いそうだな、と笑っていた。
ハマさんの紹介になり、コウキがハマさんとはもう20年くらいの付き合いですかね、と言うと、いやいやそんなわけないでしょ、とツッコミ。すかさず、TAIKINGも、年齢やってます?と茶々を入れた。ハマさんが、あなたが1番学歴あるんだから、と言うと、コウキは数学はダメなんだよ、と苦笑い。
ハマさんが助け舟のように、ペンライトは3人ともビックリしたんじゃない?と話を振ると、みんなペンライトに驚いていたようで、ペンライトに興味津々だった。STAY TUNEでも振ったらいいじゃん、と提案すると、話だけしてみようと思います(笑)とTAIKINGは答えた。

今回のアルバム「GiRL」の曲に、ハーフムーンやWENDYも組み込んだライブは、YouTubeにもアップされている「LETTER」のMUSIC VIDEOような心地の良さがあり、優しく包み込むように進んでいった。

バンドが裏に下がると、アンコールを求める拍手が鳴り、しばらくして、コウキが一人で再登場した。お客さんに感謝を伝えていると、ハマさんがケーキを持って現れ、「ほら、今回のアルバムのジャケットになってる」とケーキを見せてくれた。そのあと、ハマさんは何故か真顔で右手でつくった拳を高く上に突き上げていた。

アンコール曲では、オカモトショウ 生誕祭でもやっていた細野晴臣「恋は桃色」とアルバムの中から、「GIRL」を披露した。

「恋は桃色」で「ここがどこなのかどうでもいいことさ どうやって来たのか 忘れられるかな」と歌い、「GIRL」で「ここじゃないとこ いつも行きたくて でも行けなくて 過ごしてるだけ」と、まるで対応してるかのような詞を歌っていく。

柔らかく、ゆったりとした優しさをもつオカモトコウキが、「ここじゃない」新たなステージを目指す瞳の強さに、僕はまた、引き込まれていく。

オカモトコウキの「オカモトコウキ 1st ソロライブ@Veats Shibuya 2019.11.5」をApple Musicで