わたしの年越しの瞬間はTBSラジオ2020–2021年越し特番『ハライチのタァァァン‼︎』を聴きながら、テレビでDJ松永のDJルーティンとR指定によるカウントダウンを見るというものでした。Creepy Nutsって年越しの瞬間を任せてもらえる、もうそんなところまで来ているのですか、すごいな。『ハライチのタァァァン‼︎』で岩井勇気が『君を守って 君を愛して (BLEACHヴァージョン)』をかけていて感動。
[LIVE] Kimi wo Mamotte Kimi wo Aishite - Sambomaster (サンボマスター)
2021の初めの曲がこれで良かった…ありがとう岩井勇気…という気持ちで胸がいっぱいだ*1。サンボマスターはたまに聴くとヤバい。その風貌とパフォーマンスでまんまと心を揺さぶってくるのだ。
君のこと守るよ僕が
君を苦しめる全てのことから
他に何も出来なくなっても
僕はかまわない
奇跡なんか起こせないけど
君といることが僕の奇跡だよ
僕は誓うよどんな時でも
君を守るから
なんて素晴らしくまっすぐな歌詞で、誠実なラブソング。熱い。2021年はこの曲と歩んでいくのも悪くないかもしれない。とか言ってこれは岩井勇気が誰かへ向けたラブソングだったりしたりするのかもしれない*2。澤部は欅坂46の曲をかけていた。2人とも愛がある。しかし、2021って数字の並びがあんまり綺麗じゃないな、とふと思った。
年末は『推し､燃ゆ』と『三体Ⅱ』を読むことに時間を費やした。2020年のうちに！と思っていたので、読みきった自分を褒めてあげたい。
まず『三体Ⅱ』を読み始めたのだけれど、なんだか勢いにのれず、結局前作の『三体』を読むことになってしまった。我慢して真ん中あたりまで行ければ、別に前作に戻ったりする必要もなくガンガン読んでいけるんだろうけれど、一旦戻ってからは物凄く読みやすくなったので正解だったと思う。Netflixで映像化が進んでいるらしいのだけど、関係者内部で毒殺事件やらが起こっていて怖い。仁義なき戦いだ。宇佐見りん。『かか』は読みにくかったんだけど（わざと読みやすく書いていないんだろうけど）、『推し､燃ゆ』は読みやすくてあっという間に読めてしまいました。“推す”と“燃ゆる”という表裏一体の批評性でもって進んでいく現代的なモチーフ。面白かった。でも『おもろい以外いらんねん』とかもそうだけどタイトルでバシッとくるのはちょっと苦手なんだよなあ。
年末のテレビは『有吉の壁 年末3時間SP』『マジ歌』『M-1アナザーストーリー』『アメトーーク5時間SP』とかをぬくぬくの部屋で観る予定だったのだけれど、友達の数人がイルミネーションを見に行こうとかいうので盛り上がったために外に連れ出されてしまって、結局まだ観れていない。たくさんの電飾。マジで感動できなかったな。いや、感動できないとかもなかった。ほんとに何も思わなかったのです。美術館でつまらなそうな顔をしていたら「帰りなよ」と言われてしまった朝井リョウのエピソードを思い出した。わたしもきっとそんな顔をしていたのだろうと思う。暇を持て余してTwitterを触ると、『欅坂46パン屋事件』がトレンドに。うーむ。寒いと帰りたいだけが積もっていき、だんだんと電飾に感動している人に対しても「嘘つけ」という思いも浮かんできてしまって、ああ、わたしは来るべきではなかったなあと思いながら、2021年は相手を不安にさせてしまうかもしれない誘いは断ってみようと決意しました。しかし、それをやると断ってばっかりになって、やがてひとりぼっちになってしまいそうな気がする…。勇気を出して「ああ…マジで何にも思わないわあ…」と呟いたら、あの中で1人くらいは「だよね！」と共感してくれる人がいたかもしれない。
帰りに食べたラーメンの温かさにしみじみ。ラーメンの温かさは偉大。次の日には今年最後のサッカーをした。蹴り納め。筋力が減っているからかあんまり気持ちよくドリブルができない。足裏にボールが良い感じにつかなくてダメだったし、いい感じに転がせないのだ。ボールを触っていない人間になってしまったなあと反省。しかし、年々、みんなで集まってサッカーをするというのが難しくなっていく。オカモトレイジがTwitterアイコンをバレンシアのユニフォームにしているのは何故なんだろう、というのを最近はずっと気になっているし、フットサルをどんな感じでやってるのかも気になるな。。その夜は、年末らしく人生ゲームをした。わたしの人生は美容師からスポーツ選手への転職するというスーパマンぶりをみせながら、“8〜10”を連発していくという生き急ぐものでした。子ども（娘）をひとり育てて、買っていた株券が高く売れたり、隣の人からお金を巻き上げるなどしてなんとも順風満帆。だがしかし、この人生ゲームには特別ルールとして「ピッタリ止まらなければゴールできない」という過酷すぎる晩年が待ち受けているのだ！
人生を猛スピードで疾駆するわたしは1番乗りの“宇宙旅行”へ。映画撮影をするという素晴らしい意義をもったトム・クルーズのようなものがあって行ったのだろうか。否、たんなる好奇心によって行ってしまったのではないかというのが美容師からスポーツ選手へと転身したことから滲み出ている。晩年に宇宙へ行こうとするなんて、全く図々しいやつだ。$250,000（＝約2600万）を注ぎ込んで人生を謳歌するなんて、嫁と娘に嫌な顔をされたに違いない。しかし、これで終わらないのが「ピッタリ止まらなければゴールできない人生ゲーム」である。その後、わたしはまたも宇宙へ行くことになり散財しまくるのです。このときにはさすがに縁を切られてもおかしくないのだけれど、同じ車に妻と娘は乗ってくれていて、これでもわたしのお金は残り続けたのでした。すごい。どれだけ成功したサッカー選手*3だったのかしら。これだけのお金を残しておけるなんて、どうやらJリーグのなかでも相当のエリート選手だぞと鼻の穴を膨らませる。日本代表にだって何回か選ばれたかもしれない。美容師からの転身ということもあって、サポーターには不信感を持った目で見られたりもあっただろうに、よく頑張ったな！と声をかけてあげたい。美容師→サッカー選手→宇宙旅行。ひとまず『激レアさんを連れてきた。』には出ていること間違いなし！オードリー若林からの様々ツッコミを享受し、嬉しいラベリングも貰えたに違いない。弘中ちゃんによる面白ろ人生説明ボードも作成してもらえたのだろうか。他にも『人生が変わる1分間の深イイ話』で「人生は楽しまないとね〜」というような偉そうなことを言ってたりもするかもしれない。何はともあれ、$158,000を残して無事にゴール。他の方々は、借金をしながら宇宙旅行へ何度もということを繰り返す無限地獄。ゴールに着いたときには、そのまま『カイジ』の地下行き人間の集まりとなってしまいました。ピッタリゴールはやめたほうがいい。みんなが地下に行き、僕は*4地上にひとり。星野源を聴く。
生きて踊ろう 僕らずっと独りだと
諦め進もう
『紅白』は日向坂46、NiziU、Official髭男dism、YOASOBI*5、あいみょん、星野源を見届けて、あとは『RIZIN』でした。日向坂46。松田好花が復帰していて嬉しい。NiziUはマユカがやってくれたぞ！マイクトラブルからのめちゃくちゃお茶目なハートをつくってくれて最高でして、心が満たされていく。今年は星野源の年だったなあ〜ありがとう星野源。耳ではTBSラジオ『ニューヨークのニューラジオinラジオ』を聴きながら年越しに備える。ありがとうニューヨーク。こんな日が来るとは。
ニューヨークが地上波ラジオに復帰！ラジオブースにおさまり、彼らだけのときを閉じ込めるという空間を用意してくれた宗岡芳樹と奥田泰に感謝（『オードリーのオールナイトニッポン』！）。話す内容はYouTubeでのラジオとほとんど代わり映えはしないはあるのだけれど、やはりradikoまたはラジオなどを起動して聴くというのは、興奮の度合いが全く違うな、と改めて思い知らされました。地上波ラジオであったのだから、嶋佐による洋楽選曲なども楽しみにしていたのだけれど、それがなくて少し残念だったところもある。しかし、それは次回への布石ですかね。
あけましておめでとうございます。
